2025年12月期連結本決算経常見通し上方修正。33.1%増益を予想。
【業績予想/決算速報】ソリトンシステムズ<3040>が12月8日に発表した業績予想によると、2025年12月期本決算の経常損益は前回予想(2,200百万円)から上方修正され、33.1%増益の2,870百万円になる見通し。
| 決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 202412 本 | 12 | 会社実績 | 2025/02/14 | 18,606 | 2,043 | 2,156 | 1,725 |
| 202512 本 | 12 | 会社予想 | 2025/12/08 | 19,760 | 2,800 | 2,870 | 2,100 | |
| 202512 本 | 12 | 従来予想 | 2025/11/07 | 19,500 | 2,200 | 2,200 | 1,750 |
※単位は百万円:今回会社から発表された内容
業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
主力のITセキュリティ事業で、年商約5億円のソリトン上海が連結範囲外となりましたが、防衛や防災分野での大型案件の獲得や校務DXに関係する文教分野の販売拡大で、売上高は期初予想1.3%の増収の見込みです。また、粗利率の高い自社製品/サービスの販売が好調に推移し営業利益率が前期:11.0%から当期予想:14.2%に改善、営業利益は期初予想27.3%の増益見込みです。さらに、為替差益、受取利息等の計上で経常利益は期初予想30.5%の増益見込みで、これに伴い、親会社株主に帰属する当期純利益は期初予想を20.0%上回る見込みです。 サイバーセキュリティは、国家の安全保障や企業の信用に直結する重要課題となっています。政府はサイバー安全保障の強化に向けた取り組みを加速しており、企業もセキュリティを単なるコストから、事業継続と信頼性を支える戦略的投資へ再定義を進めています。当社は国産サイバーセキュリティベンダーとして、こうした市場ニーズに応える高品質な自社製品/サービスを提供し、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。 個別業績予想は、経常利益が前期実績値との対比で31.1%増を見込むことになり、適時開示の基準を上回る見込みとなりましたので、上記のとおり公表いたします。
配当予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
当社は、利益分配につき、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続して実施していくことを基本方針とし、配当については、配当性向(連結)50.0%程度、もしくは株主資本配当率(連結)8.0%程度を目安としております。 前述の業績予想を修正したことを踏まえ、2025年12月期の期末配当金につき、1株当たり2.00円増配し、28.00円とすることといたしました。これに伴い、年間配当予想を52.00円から54.00円に修正いたします。当該増配により、2025年12月期の配当性向(連結)は47.7%(2024年12月期:55.8%)、株主資本配当率(連結)は7.7%(2024年12月期:8.1%)の見込みになります。