シンバイオ製薬--- PML対象IV BCV臨床試験で患者登録完了
*09:47JST シンバイオ製薬--- PML対象IV BCV臨床試験で患者登録完了
シンバイオ製薬<4582>は9日、米国国立衛生研究所(NIH)傘下の米国国立神経疾患・脳卒中研究所(NINDS)との間で臨床CRADAを締結し、現在実施中の進行性多巣性白質脳症(PML)を対象とした注射剤ブリンシドホビル(IV BCV)の臨床試験において、第1例目の患者登録(First Patient In)を完了したと発表した。
同試験は、米メリーランド州ベセスダのNIH臨床センターで、Irene Cortese医師の主導により実施されている。PML患者を対象に、IV BCVの有効性と安全性を評価することを目的としており、今回の患者登録完了は臨床開発の重要な進展となる。
PMLは、ポリオーマウイルスに属するJCウイルスの中枢神経系感染によって引き起こされる重篤な脳疾患で、有効な標準治療法は確立されていない。免疫不全や免疫抑制状態の患者に発症することが多く、致死率が高いことから、新たな治療薬の開発が強く求められている。同社は、ペンシルベニア州立大学医学部との共同研究において、BCVがJCウイルスの近縁であるポリオーマウイルスに高い活性を示すことをマウス実験で確認している。
同社にとってNIHとのCRADAは3件目となる。本契約のもとでNINDS主導の医師主導治験を進め、PMLに対するIV BCVの臨床的有効性および安全性に関する知見の構築を目指す。なお、同社はBCVについて、ウイルス感染症、血液がん・固形がん、脳神経変性疾患の3領域を柱として開発を進めており、PMLは脳神経変性疾患領域の重要な開発テーマに位置付けられている。
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