中東リスクの和らぎを背景に買い戻し先行か
*08:25JST 中東リスクの和らぎを背景に買い戻し先行か
[本日の想定レンジ]
24日のNYダウは235.60ドル高の51947.25ドル、ナスダック総合指数は161.87pt安の2
4975.82pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比165円安の64395円だった。本日は、中東情勢の悪化懸念の後退から買い戻しの動きが先行して始まりそうだ。24日の東京市場は、中東情勢の一段の悪化懸念を映した原油高を受けて企業業績が悪化するとの懸念が投資家心理を圧迫したほか、人工知能(AI)インフラに巨額投資を続ける米テック企業の財務状況への警戒感も重荷となり、日経平均は大幅に反落した。ローソク足は、陰線を形成し、下落角度が増した25日移動平均線との乖離(かいり)
率を広げ下げ圧力の強まりが警戒される。24日の米国市場では、主要株価指数は高安まちまちだった。「中断している米国とイランの戦闘終結に向けた交渉再開をパキスタンが模索している」と米メディアが伝え、これが中東情勢の一段の悪化に歯止めが掛かるのではないかとの期待につながり主力株が買われ、NYダウは反発した。また、原油高が一服したことも投資家心理を改善させた。一方、好決算を発表したインテルが9%近く急落したことなどから、半導体関連株などには売りが出て、ナスダック総合指数やSOX指数は下落したほか、ナイトセッションの日経225先物も下落した。しかし、中東リスクの和らぎを受けて、機関投資家が参考にしている時間外取引の日経225CFDは65400円台まで上昇しているほか、原油先物相場も一時1バレル=83ドル台まで下落しているため、指数寄与度の大きい値がさハイテク株中心に買い戻しの動きが強まる可能性がある。今週は国内外で主要企業の決算発表が本格化するほか、日米で金融政策決定会合が開催される。そのなかでも、半導体・AI関連株の決算発表後の株価動向が最も注目を集めることになりそうだ。これまで、韓国サムスン電子の暫定決算に始まって、台湾積体電路製造(TSMC)、米アルファベット、ディスコ<6146>、米インテルなど、総じて良好な決算を発表したものの、織り込み済みと受け取られ株価は下落、改めて半導体・AI関連株の過熱感が意識されている状況となっているだけに、日米テック企業の決算内容を確認したいと考える投資家も多く、買い戻しが一巡したあとは様子見姿勢が強まるかもしれない。さらに、中国の半導体大手、長鑫存儲技術(CXMT)が27日に上海証券取引所に上場する。好スタートを切れば、半導体関連株への見直し買いにつながることも想定されるため、CXMTの上場後の値動きにも注目したい。上値めどは、心理的な節目の66000円や日足の一目均衡表の基準線である67768円、心理的な節目の68000円。下値のめどは、75日移動平均線の64325円や心理的な節目の63000円、7月17日の安値の62704円などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限66000円-下限64500円
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