米テック株高を好感した買いと利食い売りが交錯するなか連日の最高値【クロージング】
*16:58JST 米テック株高を好感した買いと利食い売りが交錯するなか連日の最高値【クロージング】
19日の日経平均は7営業日続伸。196.57円高の71250.06円(出来高概算31億5000万株)と史上最高値を連日更新して取引を終えた。朝方は前日の米国市場でテック株が上伸した流れを受けて、東京市場も半導体関連株中心に買いが先行し、日経平均は取引開始後には71952.99円まで上値を伸ばし、心理的な節目の72000円台乗せ目前に迫る場面があった。ただ、そこから利食い売りが出たほか、週末要因に加え、韓国市場でKOSPIが下落に転じたこともあり、次第に買い見送りムードが強まった。しかし、押し目買い意欲も強く、大引けにかけては再びプラスに転じて終えている。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が850を超え、全体の5割超を占めた。セクター別では、非鉄金属、石油石炭、鉱業、ガラス土石など6業種が上昇。一方、銀行、精密機器、その他金融、医薬品など27業種が下落した。指数インパクトの大きい銘柄では、アドバンテス<6857>、キオクシアHD<285A>、住友電<5802>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、イビデン<4062>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>が軟化した。
前日の米国市場では主要株価指数が揃って上昇した。米国とイランが戦闘終結に向けた覚書に署名し、中東情勢を巡る不透明感が後退したことに加え、原油価格の下落を受けてインフレ懸念が和らいだことが相場を支えた。なかでもSOX指数が6%を超える上昇となったことから東京市場でも半導体・人工知能(AI)関連株中心に買いが先行。また業績予想を上方修正したフジクラ<5803>がストップ高と急騰したことも投資家心理を上向かせ、日経平均の上げ幅は一時900円に迫る場面があった。
海外メディアが「スイス外務省は19日に予定されていた米国とイランの協議は開催されないと発表した」と報じたことで、手じまい売りに動いた向きも一定数いたかもしれない。しかし、押し目を拾う投資家も多く、下げは限定的だった。氷見野良三日銀副総裁は「今後も利上げ路線を継続する」と述べたことが伝わっているが、それでも相場は大きく崩れなかったことからも、引き続き過熱調整しつつの堅調推移を想定できそうだ。
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