GLテクノ Research Memo(7):2026年3月期は増配と自己株式取得を実行、2027年3月期も増配予定
*11:07JST GLテクノ Research Memo(7):2026年3月期は増配と自己株式取得を実行、2027年3月期も増配予定
■株主還元策
ジーエルテクノホールディングス<255A>は、成長投資と株主還元の両立を重視する資本政策を掲げている。中期経営計画では連結配当性向30%を目標として設定しており、将来の成長に向けた積極的な設備投資を進めながらも、株主還元を重要な経営課題の一つとして位置付けている。2026年3月期は、期初予想の1株当たり111円から12円増額し、123円へ上方修正した。業績が計画を上回って着地したことに加え、財務状況などを総合的に勘案した結果である。これにより前期実績107円からは16円の増配となった。また、自己株式取得についても積極的な姿勢を示している。2026年2月には政策保有株式の縮減に伴う株式売出しによる需給の影響を緩和する目的で自己株式取得を決定し、取得上限10億円に対して約9.99億円、219,300株を取得した。これは単なる需給対策にとどまらず、資本効率向上と株主価値向上を意識した取り組みと位置付けられる。注目すべき点は、同社が約100億円規模の設備投資を進めながらも、増配と自己株式取得を同時に実施していることである。半導体事業を中心とした成長投資を継続しつつ、配当と自己株式取得による株主還元も実行することで、成長と還元のバランスを実践していると言える。2027年3月期の配当予想においても、前期比3円増配の126円を計画しており、利益成長に合わせて還元を拡大する方針に変化は見られない。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中西 哲)
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