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銘柄/投資戦略 2026/07/17 14:21 一覧へ

戸田工業---中国・浙江華源の全保有株式を約35億円で譲渡、ポートフォリオ再編で成長分野へシフト

*14:21JST 戸田工業---中国・浙江華源の全保有株式を約35億円で譲渡、ポートフォリオ再編で成長分野へシフト 戸田工業<4100>は、持分法適用関連会社である中国の酸化鉄顔料大手・浙江華源応用新材料股分有限公司の保有株式全部(持分比率20.7%)を、共同出資者である浙江昇華控股集団有限公司の完全子会社へ譲渡すると発表した。譲渡価額は148百万元(約34.78億円、1元=23.5円換算)で、独立した第三者評価機関による株主価値評価報告書の算定結果や借入額を踏まえ、譲渡先との協議・交渉のうえ決定した。契約締結は26年7月22日、株式譲渡実行は26年9月上旬を予定しており、監督官庁の認可取得が条件となる。

同社は着色顔料事業のグローバル展開の一環として、2001年に中国の主要酸化鉄顔料メーカーである浙江華源に出資し、浙江華源は各種酸化鉄顔料を手掛ける世界有数の企業へと成長してきた。浙江華源の25年12月期業績は売上高206.6億円、営業利益11.07億円、当期純利益2.77億円(1元=23.5円換算)と一定の収益規模を有する。一方、近年の着色顔料市場は競争環境が一段と厳しさを増しており、協議の結果、昇華集団の出資比率引き上げが迅速な意思決定体制の構築と環境変化への対応力強化につながると判断した。なお、譲渡後も昇華集団との良好な関係を維持し、浙江華源との取引は継続する。同社製品は戸田工業グループの国内着色顔料事業で重要な役割を担っており、取引継続は同事業の収益力改善にも資するとしている。

今後は「事業ポートフォリオマネジメントの強化」を軸に、モビリティ・AI分野では磁石材料・誘電体材料に加え次世代事業の軟磁性材料の拡大を推進、環境分野では環境関連材料の開発を進める方針である。再生・転換事業は価格是正や原価低減などの合理化により事業基盤の強化を図っていく。27年3月期業績への影響は現在精査中で、開示の必要が生じた場合は速やかに公表するとしている。なお、同社の27年3月期連結業績予想は売上高290億円、営業利益10億円、最終利益5億円であり、前期最終赤字(△34.55億円)からの回復途上にある中、持分法投資の整理と成長分野への経営資源シフトを進める格好だ。

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