クイック---1Q増収増益、人材サービス事業・リクルーティング事業・海外事業の売上高・利益が伸長
*14:15JST クイック---1Q増収増益、人材サービス事業・リクルーティング事業・海外事業の売上高・利益が伸長
クイック<4318>は31日、2027年3月期第1四半期(26年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.2%増の103.76億円、営業利益が同4.6%増の29.71億円、経常利益が同4.9%増の29.92億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同9.4%増の20.57億円となった。
人材サービス事業の売上高は前年同期比2.5%増の75.48億円、営業利益は同0.2%増の26.49億円となった。人材紹介では、特定領域の人材紹介、看護師紹介ともに増収となった。派遣では、看護師派遣が介護施設や病院への営業強化に加え、派遣希望登録者との面談強化や派遣スタッフとの契約更新等に注力したことで、順調に拡大した。一方で、北陸エリアにおける医療・福祉分野の派遣は、一部対応エリアの縮小や派遣希望登録者の獲得に苦戦したことにより、減収となった。これにより、派遣全体としてはほぼ横ばいとなった。
リクルーティング事業の売上高は同24.1%増の10.08億円、営業利益は同90.9%増の3.49億円となった。求人広告においては、主力商材の「Indeed」や「求人ボックス」といったアグリゲーション型求人サービスが好調に推移したほか、社員領域や業界特化型、アルバイト・パート採用特化型などの各メディアも順調に拡大した。コンサルティング・制作領域においては、コンサルティング領域が、AI面接等の新商材の受注もあり堅調に推移したものの、制作領域は、市場環境の変化による影響を受け苦戦した。新卒看護領域においては、就職情報サイト「看護roo! 就活」への掲載病院件数が順調に増加した。加えて、同サイトの機能開発や就活セミナー実施校の開拓を進め、集客基盤の構築に取り組んだほか、病院の採用課題を解決する提案を通じた関係構築を進める等、事業拡大に向けた体制強化を図った。
地域情報サービス事業の売上高は同5.4%増の7.85億円、営業利益は同17.7%減の1.38億円となった。生活情報誌において、販促広告は大手顧客からの旺盛な需要に支えられ堅調に推移した。求人広告並びに住宅広告は伸び悩んだものの、住宅情報の別冊を発行したことが寄与し、生活情報誌全体としては概ね前年同期並みで推移した。また、「Indeed」については、新規顧客開拓が奏功したことに加え、既存顧客の継続率が高水準で推移したことで好調に推移した。ポスティングサービスにおいては、前年同期に発生した通販チラシの特需の反動や、一部の既存顧客がWeb広告へシフトした影響などにより、減収となった。「ココカラ。」ブランドで展開するコンサルティングサービスにおいては、北信越エリアの製造業における工場での大規模募集など旺盛な採用ニーズを背景に、転職領域が堅調に推移した。これに加え、住宅領域(家づくり等)の拡大も寄与し、「ココカラ。」全体の業績についても前年同期並みで堅調に推移した。
HRプラットフォーム事業の売上高は同8.7%減の3.24億円、営業利益は同16.3%減の1.51億円となった。「日本の人事部」オンライン広告は、一部の主要顧客のマーケティング予算縮小の影響を受け、減収となった。
海外事業の売上高は同21.2%増の7.10億円、営業利益は同26.8%増の0.53億円となった。米国では人材紹介において高単価案件の成約が好調に推移したことや派遣も拡大したことで、増収となった。しかし、登録サイトの刷新やWeb広告の強化といった集客施策、及び新規案件獲得に向けた米国進出企業向けセミナーの開催に注力したことにより、費用が先行し利益を押し下げる結果となった。メキシコでは営業職や通訳・翻訳、さらには現地人材の採用ニーズが幅広い職種で旺盛だった。加えて、新規求人の獲得が順調に進み、人材紹介は好調だった。英国及び欧州域内においては新規求人が着実に成約に至ったことで、増収となった。また、オランダではビジネスイベントへの参加等を通じた新規求人獲得の取り組みが奏功し、同じく増収となった。ベトナムでは新規求人獲得や営業体制の構築に注力し、前期に低迷した日本人の人材紹介が回復したことで増収となった。また、タイでは採用難易度の高い職種への対応強化やビジネスイベントへの参加を通じた新規求人獲得の取り組みが奏功し、増収となった。
2027年3月期通期の連結業績予想について、売上高は前期比2.6%増の348.00億円、営業利益は同10.3%減の41.10億円、経常利益は同10.0%減の42.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同32.5%減の28.05億円とする期初計画を据え置いている。
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