中小型株には短期的に値幅取り狙いの資金が集中しやすい
*08:47JST 中小型株には短期的に値幅取り狙いの資金が集中しやすい
30日の日本株市場は売り先行で始まり、その後も不安定な相場展開になりそうだ。27日の米国市場はNYダウが793ドル安、ナスダックは459ポイント安だった。トランプ米大統領がイランのエネルギー施設への攻撃を4月6日まで延期すると発表したものの、紛争長期化見通しを背景に原油相場が大幅に続伸したことが嫌気された。ミシガン大消費者信頼感指数が年初来の低水準となったことも重荷になった。
シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比1495円安の51385円。円相場は1ドル=160円20銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形で、売り先行して始まることになりそうだ。日経225先物(6月限)はナイトセッションで一時51210円まで売られる場面もみられており、3月23日につけた直近安値の50430円が射程に入ってきそうだ。また、3月期決算企業の権利落ちとなるが、権利落ち分は日経平均で380円程度とみられている。日経225先物との乖離が縮小することになるため、51000円台での攻防になる可能性はありそうだ。
売り一巡後は押し目待ち狙いの買いが入る展開も意識しつつも、中東情勢の緊張が高まるなかで原油価格は100ドルを超えており、リスク回避姿勢に向かわせやすい。短期的にリバウンドをみせてきたとしても、インデックスに絡んだ商いが中心とみられ、先物主導での戻り待ち狙いの売りが警戒される。また、米国ではNYダウ、ナスダック指数など主要な株価指数は大幅に下落して52週線を割り込んでおり、調整相場入りとなっている。リスク回避姿勢からの持ち高圧縮に向かわせよう。
引き続き中東情勢にらみの相場展開になりそうだが、米株安から主力大型株は外部環境の影響を受けやすく、個別に材料の出ている中小型株に短期的に値幅取り狙いの資金が集中しやすいだろう。27日の引け後に決算を発表したはところでは、日ケミコン<6997>、テクセンド<429A>、パレモ・HD<2778>などが注目される。そのほか、原油高を背景にINPEX<1605>など資源株の一角に資金が向かいそうだ。
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