日経平均VIは小幅に低下、株価軟調で午後は警戒感意識
*14:06JST 日経平均VIは小幅に低下、株価軟調で午後は警戒感意識
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比-0.18(低下率0.64%)の27.84と小幅に低下している。なお、今日ここまでの高値は28.29、安値は26.06。
昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行したが、積極的に上値を追う動きは見られず、日経225先物は取引開始後に下げに転じた。午前の時間帯は株価の下値が堅く、警戒感は限定的だったが、午後に入り株価が下げ幅を広げると、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが意識され、日経VIは昨日の水準近辺で推移する時間が長くなっている。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
<SK>