3日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は反落、ハイテクが重し
*07:53JST 3日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は反落、ハイテクが重し
■NY株式:米国株式市場は反落、ハイテクが重し
米国株式市場は反落。ダウ平均は166.67ドル安の49240.99ドル、ナスダックは336.92ポイント安の23255.19で取引を終了した。
景気循環株が支え小幅高で寄り付いた。その後、人工知能(AI)を巡る懸念で、ハイテクが弱く相場を圧迫、ナスダックは大きく下落に転じた。さらに、アラビア海に展開中の空母に接近したイラン製無人機を軍戦闘機が撃墜したとの報道で、関係悪化が警戒され売りに拍車がかかり、ダウも下落に転じた。終盤にかけ、下院が歳出法案を可決し政府機関一部閉鎖終了のめどが立ったため下げ幅を縮小し、終了。セクター別ではエネルギーが上昇した一方、半導体・同製造装置、ソフトウエア・サービスが下落した。
石油・天然ガス生産会社のエクソンモービル(XOM)やエネルギー会社のシェブロン(CVX)は原油価格の上昇を好感し、それぞれ上昇。
テクノロジー主導の不動産、住宅ローン会社のロケット・カンパニーズ(RKT)は、最高経営責任者(CEO)が住宅ローン金利低下などが奏功し住宅ローン総売り上げが4年ぶりの高水準に達したと楽観的な見解を示し、買われた。ヘルスケアのメルク(MRK)は四半期決算でがん免疫治療薬「キイトルーダ」の販売が好調で売上や調整後の1株当たり利益が予想を上回り上昇。飲食品メーカーのペプシコ(PEP)は販売拡大を目指し「ドリトス」などのスナック菓子の値下げを発表し、上昇。
デジタル・ソリューション・プロバイダー、ウエスタンデジタル(WDC)は「イノベーションデー」イベントで今後3年から5年間で20%超の複合年間収益成長率見通しを示し、さらに、40億ドル規模自社株買い拡大計画を発表し、上昇。オンライン決済のペイパル・ホールディングス(PYPL)は第4四半期決算内容が予想を下回ったほか、最高経営責任者(CEO)交代発表が嫌気され、下落。ソフトウエアメーカーのアドビ(ADBE)はアナリストが投資判断を引下げ、下落した。
半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は取引終了後に第4四半期決算を発表。調整後の1株当たり利益や見通しが市場予想を上回ったが、市場のAIによる利益拡大期待に満たず、時間外取引で売りが先行している。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米イラン関係悪化を警戒、リスクオフ
3日のニューヨーク外為市場でドル・円は156円08銭まで上昇後、155円52銭まで反落し、155円57銭で引けた。米長期金利上昇に連れドル買いが強まった。そののち、米原子力空母エーブラハム・リンカーンに接近したイラン製無人機を米軍が撃墜したとの報道で米イラン緊張を警戒しリスク回避のドル売り、円買いに転じた。
ユーロ・ドルは1.1780ドルへ下落後、1.1829ドルへ上昇し、1.1823ドルで引けた。ユーロ・円は183円73銭から184円17銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3656ドルへ弱含んだのち、1.3707ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.7787フランから0.7739フランまで下落した。
■NY原油:反発、地政学的リスクは残存
3日のNY原油先物3月限は反発。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比+1.07ドル(+1.72%)の63.21ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは61.12-63.74ドル。ロンドン市場で61.12ドルまで売られたが、地政学的リスクは除去されていないため、米国市場では調整的な買いが増えており、63.74ドルまで反発。通常取引終了後の時間外取引では主に63ドル台半ばで推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 54.45ドル +0.42ドル(+0.77%)
モルガン・スタンレー(MS) 182.91ドル -2.19ドル(-1.18%)
ゴールドマン・サックス(GS)938.99ドル -7.34ドル(-0.77%)
インテル(INTC) 49.25ドル +0.44ドル(+0.90%)
アップル(AAPL) 269.48ドル -0.53ドル(-0.19%)
アルファベット(GOOG) 340.70ドル -4.20ドル(-1.21%)
メタ(META) 691.70ドル -14.71ドル(-2.08%)
キャタピラー(CAT) 702.89ドル +11.98ドル(+1.73%)
アルコア(AA) 61.35ドル +3.14ドル(+5.39%)
ウォルマート(WMT) 127.71ドル +3.65ドル(+2.94%)
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