2024年3月期、年間1株配当72円を予想。
【業績予想/決算速報】大林組<1802>が3月4日に発表した配当予想によると、2024年3月期の年間1株当たり配当は72円になる見通し。
配当予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
下記の配当方針の変更に伴い、2024年3月期の期末配当予想につきましては、前回予想(2024年2月5日公表)の21円から30円増配し、51円に修正いたします。2024年3月期の年間配当金は、実施済みの中間配当21円と合わせ自己資本配当率(DOE)5%に相当する72円となり、2024年2月5日に公表した連結業績予想に基づく連結配当性向は87.5%となる予想であります。【配当方針の変更】 1 変更理由 当社は、更なる企業価値向上と持続的成長に向けて、投下資本利益率(ROIC)を中期的に5%以上とする従来から の目標を達成するため利益成長を図るとともに、資本効率性をより一層重視した資本構成を検討したうえで自己資本 の必要額を設定し戦略的な株主還元を行うことで、2026年度までに自己資本当期純利益率(ROE)10%の達成を目指 すことといたしました。 これに伴い、配当方針を変更し、普通配当については従来どおり長期安定配当の維持を第一としつつ、配当の目安 を自己資本配当率(DOE)3%程度から5%程度に引き上げることといたします。 2 配当方針 (変更前) 当社は、企業価値向上に向けた有形・無形資産投資、成長投資等の実施と強固な財務基盤の確保を図りつつ、長 期安定配当の維持を第一に、利益の蓄積による自己資本の充実を中長期的に株主の皆様に還元することを目的と して、「大林グループ中期経営計画2022」において、「自己資本配当率(DOE)3%程度」を目安とする株主還元方針を 掲げております。 (変更後) 当社は、企業価値の向上に向けて、建設産業の担い手減少が見込まれる中で安全と品質を最優先に建設業の社会 的使命を果たし続けるため、人材・DX・技術への投資や生産力拡充のための投資を強化し持続可能な利益を創出する とともに、競争優位を確立できる領域において機会を捉えた成長投資等を積極的に実行し利益の拡大を図ります。資 本効率性の向上の観点から、建設事業及び関連する当社グループの事業の成長に合わせ、事業毎の投下資本を設 定し、各事業の資本構成を検討したうえで自己資本の必要額を設定し、戦略的な株主還元を実施します。 普通配当については、長期安定配当の維持を第一に、「自己資本配当率(DOE)5%程度」を目安とした配当を行う方 針としております。 <参考:「自己資本配当率(DOE)5%程度」に基づく普通配当> DOE5%={(前期末自己資本+当期末自己資本)÷2}×5%→普通配当額(中間+期末)の目安 また、普通配当に加え、特別配当や自己株式取得などの手法により、必要自己資本額と利益の状況に応じて株主還 元を機動的に実施いたします。(当社グループの収益力や財務状況、株価純資産倍率(PBR)等を勘案して総合的に判 断します。) なお、利益水準の中長期的な改善傾向に合わせて自己資本配当率(DOE)の目安は見直してまいります。 3 変更時期 2024年3月期の期末配当から適用いたします。