2024年3月期単体本決算経常見通し下方修正、赤字幅拡大。
【業績予想/決算速報】フルッタフルッタ<2586>が2月15日に発表した業績予想によると、2024年3月期本決算の経常損益は前回予想(-250百万円)より赤字幅が拡大し、320百万円の赤字になる見通し。
決算期 |
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202303 本
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202403 本
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202403 本
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月数
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区分
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発表日
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12
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会社実績
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2023/05/15
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804
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-312
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-307
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-308
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12
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会社予想
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2024/02/15
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1,050
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-284
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-320
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-320
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12
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従来予想
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2024/02/13
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1,000
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-250
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-250
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-250
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※単位は百万円:今回会社から発表された内容
業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
売上高につきましては、第1四半期から続いている、当社事業の中心でもあるアサイー関連商品の好調が、第3四半期ではより一層顕著に表れており、大きく貢献しております。中でも、特にアサイーボウルのベースとなる冷凍商品が好調に推移していることからも、以前のアサイーブーム時同様の盛り上がりが見て取れます。また、当社製品ラインナップは冷蔵、冷凍品が中心となっており、例年第3四半期ではカテゴリーの季節指数に比例して売上が鈍化する傾向にありますが、本年度はその傾向がなく、伸長し続けているのも良い傾向となっており、コアビジネスが順調に推移していることが主な要因です。また、アサイーに関しては、当社製品へのCO2削減マーク記載をスタートするなど露出を強化していく中で、サステナブルフードとしてCO2削減量に関連した引き合いも増えてきており、当社事業の根幹であるアグロフォレストリーに対する関心が高まっていることがうかがえるため、当初の予想を上回る見通しです。現在、原料供給元でもあるブラジルのアマゾン川や、日本輸入の際の航路となっているパナマ運河の水位が低下し、干ばつが起こる中で、貨物の輸入が遅れており国内において在庫が不足しております。そのため、業績予想にあたり、店頭での欠品・品薄が発生している状況を考慮して算出しております。今後、輸入の遅れが解消し販売量が想定を上回る場合は、予想数字を上回る可能性があります。営業利益につきましては、日米の金融政策の違いから円安が進み最安値を更新し、今後も円安観測が根強い中で、為替変動による影響が依然として見通しの立てづらい状況が続いておりますが、円安の影響によって原料の仕入れ価格が上昇することから製造原価への影響を受けるため、当初の予想から34百万円損失額が増加するものの、前期実績(2023年3月期)と比べ損失金額が縮小する見通しです。経常利益及び当期純利益につきましては、当事業年度期首時点において含めておりませんでした、今後の新規事業及び成長投資に関する資金調達費用(概算額26百万円)の計上を反映しております。前述の理由により、通期業績予想を修正いたします。※ 上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づき判断した見通しであり、今後さまざまな要因によって予想数値と異なる結果となることがあります。