2024年6月期連結本決算経常見通し下方修正。58.7%減益を予想。
【業績予想/決算速報】テクニスコ<2962>が12月15日に発表した業績予想によると、2024年6月期本決算の経常損益は前回予想(420百万円)から下方修正され、58.7%減益の136百万円になる見通し。
決算期 |
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202306 本
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202406 本
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202406 本
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月数
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区分
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発表日
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12
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会社実績
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2023/08/14
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5,347
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273
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329
|
222
|
12
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会社予想
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2023/12/15
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5,400
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80
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136
|
63
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12
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従来予想
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2023/11/14
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6,475
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427
|
420
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301
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※単位は百万円:今回会社から発表された内容
業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
ヒートシンク事業につきましては、前期の売上で約6割を占める中国市場において、前期上期から下期にかけてゼロコロナ政策からの回復が着実に見られ、当期の当初計画においても更なる需要拡大を見込んでおりました。しかしながら、住宅市場等の落ち込みによる建設需要の減退傾向、それに伴う経済状況の悪化により、足元では顧客需要の急回復にブレーキがかかり、販売計画数量の達成が厳しい見通しとなったために、通期売上高見込みは当初計画よりも約6億円減少いたします。 ヒートシンク事業の中のシルバーダイヤ製品に関しては、売上の更なる増加を見込んでいたものの、戦争等の世界情勢の不安定化により、顧客に試作案件の評価延伸や進捗遅れがみられ、通期売上高見込みが当初計画よりも約2億円減少いたします。 ガラス事業につきましては、既存取引先よりライフサイエンス市場向けのガラス製品あるいは産業機器用途の圧力センサー等の引き合いが旺盛な状況は変わらないものの、欧米市場の新規案件獲得が遅れる見込みのため、通期売上高見込みが当初計画よりも約1億円減少いたします。 こうしたなか、期中において投資抑制や経費削減に取り組んでおりますものの、売上収益の減少をカバーするまでに至らず、計画の利益率にも低下が見込まれ、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益いずれも、前回予想を下回る見込みです。 なお今回修正予想においては、期中平均為替レートを前回公表予想の1米ドル133.0円から139.0円、1元19.3円から19.6円に見直しております。