2025年3月期連結本決算税引前見通し下方修正。63.4%減益を予想。
【業績予想/決算速報】小野薬品工業<4528>が4月28日に発表した業績予想によると、2025年3月期本決算の税引前損益は前回予想(81,500百万円)から下方修正され、63.4%減益の60,000百万円になる見通し。因みに直前のIFISコンセンサスでは85,936百万円を予想している。
決算期 |
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202403 本
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202503 本
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202503 本
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202503 本
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202503 Q4
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月数
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区分
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発表日
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12
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会社実績
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2024/05/09
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502,672
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159,935
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163,734
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127,977
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12
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会社予想
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2025/04/28
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487,000
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60,000
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60,000
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50,000
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12
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従来予想
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2025/02/03
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485,000
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82,000
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81,500
|
58,000
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12
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コンセンサス
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2025/04/25
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492,224
|
84,847
|
85,936
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63,565
|
3
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コンセンサス
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2025/04/25
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112,069
|
15,446
|
10,319
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4,382
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※単位は百万円:今回会社から発表された内容
業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
売上収益は、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社からの「オプジーボ点滴静注」に係るロイヤルティ収入が堅調に推移したことなどから、前回発表予想に比べ20億円増加の4,870億円に修正しました。 営業利益は、アストラゼネカ社とのコプロモーション契約に基づき販売している「フォシーガ錠」の販売達成マイルストンを136億円計上したこと、デサイフェラ社の買収に伴い認識した棚卸資産の公正価値増加分の償却方法について在庫の払い出しの実態に応じて償却する方法に見直しを行ったことで償却費が前回発表予想比で70億円程度増加したこと、ONO-7018(MALT1阻害剤)の開発中止を決定したことに伴い無形資産の減損損失25億円を計上したことなどから、前回発表予想に比べ220億円減少の600億円に修正しました。 親会社の所有者に帰属する当期利益は、税引前当期利益が215億円減少の600億円を見込む一方で、試験研究費の税額控除額の増加等により税金費用が140億円減少する見込みであることから、前回発表予想に比べ80億円減少の500億円に修正しました。