業績速報

売上原価(棚卸資産の簿価切下げ額の戻入れ)の計上、営業外収益(持分法による投資利益)の計上 及び業績予想の修正に関するお知らせ

2024年3月期連結本決算経常見通し上方修正、赤字幅縮小。

2024年04月26日 15:00 大平洋金属(5541)
サプライズ度:
業績進捗状況: 評価なし
対前年成長率:
会社予想
サプライズ度

【業績予想/決算速報】大平洋金属<5541>が4月26日に発表した業績予想によると、2024年3月期本決算の経常損益は前回予想(-3,242百万円)より赤字幅が減少し、2,119百万円の赤字になる見通し。因みに直前のIFISコンセンサスでは-1,900百万円を予想している。

決算期
202303 本
202403 本
202403 本
202403 本
月数
区分
発表日
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
12
会社実績
2023/05/09
34,852
-12,588
-4,960
-5,026
12
会社予想
2024/04/26
15,521
-9,114
-2,119
-1,074
12
従来予想
2024/02/09
15,586
-8,740
-3,242
-1,138
12
コンセンサス
2024/04/25
16,800
-8,300
-1,900
-1,900

※単位は百万円:今回会社から発表された内容

業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
 連結業績予想につきましては、中国における不動産市場の深刻化、世界的な金融引き締め、中東やウクライナ情勢の緊迫化及びインフレ率の高止まり等の影響を受けて、経済の先行きは、依然不確実性が高い状態で推移しております。 当社フェロニッケル製品の数量面については、環境に大きな変化は見られず、収益性の観点から数量抑制の方針を継続しており、前回公表計画と同程度を見込んでおります。 損益については、フェロニッケル製品の販売価格面では、当社適用価格相場に加えて価格優位性の見られるニッケル銑鉄の価格も一部参考とした価格水準のため収入は一定程度抑えられ、また、調達価格面では、主原料であるニッケル鉱石価格及び原燃料や電力の価格は引き続き高水準で推移しているため、価格面で大きな影響を与えることが見込まれます。なお、営業利益については、前回公表計画に比べ棚卸資産簿価切下げ額の戻入れが減少したことにより損失幅は増加する一方、経常利益については、持分法による投資利益の増加により損失幅は圧縮する見込みです。 その他では、棚卸資産簿価切下げ額については、上期は追加計上の一方、下期では簿価切下げ額の縮小で戻入れとなり四半期毎に損益傾向は異なることを見込んでおります。また、特別利益へ投資有価証券売却益の計上、特別損失へは減損損失を計上する見込みとなりました。 このように、厳しい状況は継続しておりますが、こうした事業環境等への対応は、当社グループの中期経営計画において掲げる基本方針等で取り組む活動に合致しており、引き続き強く推し進めて参ります。 そのため、連結業績予想を前ページのとおり修正いたしました。(注)本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。

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