業績速報

第2四半期業績予想と実績の差異及び通期業績予想の修正に関するお知らせ

2024年3月期単体本決算経常見通し下方修正。74%減益を予想。

2023年11月09日 15:00 日本タングステン(6998)
サプライズ度:
業績進捗状況: 評価なし
対前年成長率:
会社予想
サプライズ度

【業績予想/決算速報】日本タングステン<6998>が11月9日に発表した業績予想によると、2024年3月期本決算の経常損益は前回予想(620百万円)から下方修正され、74%減益の290百万円になる見通し。

決算期
202303 本
202403 本
202403 本
202309 中
月数
区分
発表日
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
12
会社実績
2023/05/19
11,539
609
1,117
741
12
会社予想
2023/11/09
9,800
-110
290
310
12
従来予想
2023/05/19
10,800
340
620
500
6
会社予想
2023/05/19
5,200
150
330
250

※単位は百万円:今回会社から発表された内容

業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
(差異の理由) 当第2四半期連結累計期間の連結業績においては、2023年5月19日に公表した連結業績予想値と比較し、海外の連結子会社の業績において円安効果による増収要因があったことや、一部の国内の連結子会社が好調だったこともあり、売上高は予想値に至らなかったものの、営業利益が予想値を上回るまで持ち直しました。また、経常利益は個別業績での営業外収益の押上げ要因もあったことから、予想値を大きく上回り、親会社株主に帰属する四半期純利益も特別利益の計上等により予想値を大きく上回る結果となりました。 当第2四半期連結累計期間の個別業績においては、2023年5月19日に公表した個別業績予想値と比較し、主に半導体・電子部品市場及び自動車部品市場において、注力商品の販売が振るわなかったことから売上高及び営業利益が予想値を下回る結果となりました。一方、経常利益は子会社配当金や為替差益が当初想定を上回り、予想値を上回る結果となりました。(修正の理由) 当社グループがターゲットとする市場におきましては、中国経済の減速の影響に加え、半導体・電子部品市場では、注力商品であるハードディスクドライブ(HDD)用磁気ヘッド基板が、データセンター等で使用される大容量HDDのサプライチェーン上での在庫解消に引き続き期間を要する見込みであり、また、積層セラミックコンデンサ(MLCC)製造装置用の部材も、中国でのハイエンドスマートフォン需要の減少により、低迷が続くものと想定されます。また、自動車部品市場においては、自動車生産の回復が進む中で、注力商品であるEVリレー用接点は、顧客の在庫調整が長引き回復は緩やかなものと想定されます。産業用機器・部品市場では、産業用設備向けのブレーカー用電気接点は、工場の建設投資が鈍化し需要が減少しており、回復には期間を要する見込みであります。 当社グループの受注環境は、当第3四半期を底に回復傾向に向かうと想定しておりますが、当連結会計年度下期の連結売上高は、上期と同等の水準となる見込みであります。 損益面におきましては、個別業績における注力商品の低迷等により、残念ながら下期は営業赤字が見込まれます。 このような中、当社グループは、在庫調整等の一時的な需要減に対応すべく、足元の業績回復に向けた経費削減等の施策に加え、成長期待事業への設備投資等による事業ポートフォリオの改善及び海外への販路拡大の諸施策の検討を進めております。また、新商品・新規事業創出に向けて、遠紫外230nmLEDの開発を進めており、早期の事業化に努めてまいります。 2024年3月期通期の業績につきましては、上記及び当連結会計年度上期の業績予想値と実績値の乖離の修正も考慮しまして、2023年5月19日に公表した2024年3月期通期の業績予想を連結・個別ともに下方へ修正いたします。※上記の予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。なお、今回修正予想の2024年3月期通期の1株当たり当期純利益は、株式分割の影響を考慮した数値を記載しており、株式分割を考慮しない場合の1株当たり当期純利益は、連結で144円72銭、個別で128円18銭です。

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