2025年3月期連結本決算経常見通し上方修正。36.9%減益を予想。
【業績予想/決算速報】シード<7743>が5月7日に発表した業績予想によると、2025年3月期本決算の経常損益は前回予想(1,100百万円)から上方修正され、36.9%減益の1,300百万円になる見通し。因みに直前のIFISコンセンサスでは1,100百万円を予想している。
決算期 |
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202403 本
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202503 本
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202503 本
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202503 本
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202503 Q4
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月数
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区分
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発表日
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12
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会社実績
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2024/05/13
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32,396
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2,050
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2,059
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1,964
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12
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会社予想
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2025/05/07
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33,200
|
1,500
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1,300
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1,050
|
12
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従来予想
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2025/02/07
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33,000
|
1,200
|
1,100
|
750
|
12
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コンセンサス
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2025/05/02
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33,200
|
1,200
|
1,100
|
750
|
3
|
コンセンサス
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2025/05/02
|
8,013
|
-67
|
-96
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-75
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※単位は百万円:今回会社から発表された内容
業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
当社は、連結売上高500億円を達成し、世界のコンタクトレンズ市場でプレゼンスを発揮するための生産基盤を確保することを目指して、中期経営計画(2024年4月~2027年3月)に取り込み、目標達成にむけて生産力の抜本的な引き上げの施策を進めております。具体的には、当社の開発・製造拠点である鴻巣研究所において、2024年3月末で月間最大生産枚数は5,800万枚でありましたが、2号棟別館の稼働により2025年3月末時点で6,500万枚へと引き上げられております。また、2024年11月に着工した4号棟(2026年1月竣工・2026年3月以降順次稼働予定)においては、第一期計画にて1,400万枚が追加され、7,900万枚まで引き上げられる予定であります。第一期計画の終了後に着手する予定で検討を進めている第二期計画が完了した時点では、さらに1,000万枚が追加され、月間最大生産枚数は8,900万枚となる想定となっております。 当期の業績に関しましては、施策の効果もあり生産数が増加したことから、前年同期比で売上高は伸長したものの、設備増設に比例した増産の実現に時間を要したことと、既存生産設備において第2四半期に生じた機械トラブルによる「Pureシリーズ」を中心とした製品生産量の伸び悩みに起因して、予定通りの製品供給に至らず、当初計画を下回ることとなり、2025年2月7日に「通期業績予想の修正に関するお知らせ」を公表しております。第2四半期に発生した機械トラブルにつきまして第3四半期から第4四半期始めまで継続しておりましたが、第4四半期中に生産が安定化したことから、売上高は見直し後の予想を上回って伸長いたしました。 利益につきましては、生産が安定化したことによる生産数増加が売上高伸長に寄与したことと、生産過程での生産効率が順次回復したことが、営業利益と経常利益にプラスの影響を及ぼしました。加えて、海外子会社の決算が確定したことにより、当初の想定より繰延税金資産が多額に計上されたこと、また、単体において税制優遇制度が適用されたことで課税金額が押し下げられました。 この結果、連結・個別ともに2025年2月7日公表いたしました業績予想を上回る見込みとなったため、修正することといたしました。