個人投資家・有限亭玉介:米中関税引き下げ合意で物色増!押し目を狙いたくなる半導体株【FISCOソーシャルレポーター】
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:米中関税引き下げ合意で物色増!押し目を狙いたくなる半導体株【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2025年5月18日18時に執筆
やはりと言うべきか、米中関税が引き下げで合意されると安心感が市場に広がりました。果たして200%のままだったら、世界経済はどうなっていた事でしょう。しかし、こんなブラフで市場操作するような言動ばかりですと、さすがに投資家の反感を買うのではないでしょうか。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
4月7日、トランプ関税ショックは連日の暴落から底を打って、5月13日の日経平均の高値は38494.06円までV字回復しております。およそ一ヶ月で暴落前の水準まで戻してきたという事です。
とはいえ、外部環境が良好なのかと言えば、そうとはいえないでしょう。米中関税が100%以上の法外な数字じゃなくなっただけで、10%や30%でも十分に高いわけですから景気後退へ向かうとの予想が理論的に正解だと思います。ただ不思議なもので、世界中が景気後退すれば株価も下落するかというと必ずしもそうとは言い切れません。
現実としてコロナ禍では世界中の経済が停滞しても、財政出動や金融政策もあって日経平均は上昇したわけですからねぇ。もちろん業種別で見れば株価が低迷した業界もあったのは当然ですが、逆に言えば過酷に見える環境下であってもあの頃の半導体関連のように上昇する銘柄は確かに存在するという事でしょうな。
何年かに1回起こるような暴落があると、長期保有していた投資家達の入れ替わりもあり、需給が好転する場合もあります。そのような銘柄達を、あたくしがブログと公式LINEでご紹介しているというわけです。やはり株価が動くには買われる理由がありますからねぇ。それをいち早く皆様にお伝えできるよう尽力して参りますよ。
さて、直近でまた半導体やハイテク株が買い戻されているようです。昨年12月に上場したキオクシアHD<285A>は5月15日の決算発表で25年3月期を過去最高益を更新して締めくくりました。個人投資家に人気のソシオネクスト<6526>も、26年3月期予想が保守的だとの見方から底を打ってじわじわ買いが入っている様子。
先端半導体マスク欠陥検査装置が軸のレーザーテック<6920>は、トランプショックで底を打って反発してきております。しっかり75日線を上抜いており、ここから中長期でトレンド転換へ向かうか監視中。樹脂封止装置を手掛けるTOWA<6315>も底値から下値を切り上げており、業績も底堅い様子です。
ウエハー・ガラス基板搬送機最大手のローツェ<6323>も底値圏からの反発を確認しております。業績見通しは減益でも、自社株買いが好感されました。トランプ関税による影響はまだわかりませんが、業績とチャートを注視していきたいです。
好決算が好感されたマルマエ<6264>は、FPD分野で有機ELディスプレー向けが業績寄与した模様。顧客の過剰在庫が解消され始めた事もあり、改めて半導体関連の需要拡大へ向かうか。75日線を上回ってトレンド形成できるか注視です。
半導体関連装置を手掛けるKOKUSAI ELECTRIC<6525>は、チャート(日足)が見事なV字回復を見せております。同社の大株主には海外の金融機関やカタール投資庁などが名を連ねており、世界的に見ても同社への信頼や成長性への期待感は高い模様。
最後は直近の決算は堅調な内容だったものの、割安水準の株価で推移しているタツモ<6266>とワイエイシイHD<6298>です。前者は5月14日の1Q決算の時点で通期に対する進捗率が61.3%と好調なスタートを切り、後者も同日の本決算でV字回復&実質増配との内容に期待したいところですねぇ。本格的な半導体へのトレンドが回ってきたらいずれも面白くなるかも…と監視中です。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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