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日経平均は262円高でスタート、ディスコや良品計画などが上昇

2025年03月13日 09:29 市況・概要

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;37081.64;+262.55TOPIX;2709.97;+15.06

[寄り付き概況]

 13日の日経平均は262.55円高の37081.64円と続伸して取引を開始した。前日12日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は82.55ドル安の41350.93ドル、ナスダックは212.35ポイント高の17648.45で取引を終了した。消費者物価指数(CPI)が予想以上に鈍化したため利下げ期待に買われ、寄り付き後、上昇。政府が鉄鋼、アルミニウム関税を発動したことに加え、欧州やカナダが報復関税計画を発表したため、貿易摩擦悪化リスクに警戒感が強まり、ダウは売りに転じた。半導体のインテル(INTC)などハイテクで買戻しが目立ちナスダックは終日堅調に推移した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.22%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.45%上昇したことが東京市場のハイテク株や半導体関連株の株価の支えとなった。また、昨日の日経平均が上値は重いものの終日底堅く推移したことから、株価の下値は堅いとの見方もあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が3日続落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、海外市場で米長期金利が強含みで推移したことも投資家心理を慎重にさせた。さらに、引き続きトランプ関税や貿易摩擦への警戒感が意識されたが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は3月2-8日に国内株を6週連続で売り越した。売越額は2205億円だった。

 セクター別では、保険業、その他製品、電気機器、鉱業、石油石炭製品などが値上がり率上位、空運業、電気・ガス業、水産・農林業、陸運業、食料品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、良品計画<7453>、サンリオ<8136>、DeNA<2432>、フジクラ<5803>、古河電工<5801>、アシックス<7936>、川崎重<7012>、HOYA<7741>、ルネサス<6723>、東京海上<8766>、りそなHD<8308>、任天堂<7974>、富士通<6702>などが上昇。
他方、KDDI<9433>、武田薬<4502>、トヨタ<7203>、コマツ<6301>、ホンダ<7267>などが下落している。

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