日経平均は続伸、円安などを背景に最高値更新
*15:55JST 日経平均は続伸、円安などを背景に最高値更新
24日の米国株式市場は続落。住宅市場の改善を示す新築住宅販売件数が予想を上回ったことが一時買いを誘ったが、長期金利の上昇や追加利下げ期待の後退を背景に相場は伸び悩んだ。FRB高官による利下げ慎重派の発言も下押し材料となった。米株式市場の動向を横目に、25日の日経平均は反落して取引を開始した。寄付き後は戻り歩調をたどり、非鉄金属や石油・石炭、鉱業など資源関連セクターが上昇して指数を支えた。円安の進行が輸出関連企業を中心とするセクターの追い風になっているとの見方もある。10時頃には一時下押す場面もあったが、その後幅広い業種で持ち直す動きが見られ、その後もプラス圏を横ばいに推移する形で取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比124.62円高の45,754.93円となった。東証プライム市場の売買高は19億2928万株、売買代金は5兆7636億円、業種別では 非鉄金属、石油・石炭製品、電気・ガス業などが値上がり率上位、精密機器、その他製品、鉄鋼が値下がり率上位となっている。東証プライム市場の値上がり銘柄は63.6%、対して値下がり銘柄は31.7%となっている。
個別では、ソフトバンクG〈9984〉、東エレク〈8035〉、ソニーG〈6758〉、リクルート〈6098〉、TDK〈6762〉、ディスコ〈6146〉、住友鉱〈5713〉、バンナムHD〈7832〉、トヨタ〈7203〉、日本取引所〈8697〉、信越化〈4063〉、三菱商〈8058〉、豊田通商〈8015〉、住友不〈8830〉、SMC〈6273〉 などが上昇。
一方、アドバンテス〈6857〉、ファーストリテ〈9983〉、中外薬〈4519〉、テルモ〈4543〉、コナミG〈9766〉、KDDI〈9433〉、任天堂〈7974〉、塩野義〈4507〉、
HOYA〈7741〉、大塚HD〈4578〉、良品計画〈7453〉、エーザイ〈4523〉、フジクラ〈5803〉、SOMPO〈8630〉、太陽誘電〈6976〉などの銘柄が下落。
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