ユーロ週間見通し:下げ渋りか、ECB金融政策は現状維持の公算
*14:23JST ユーロ週間見通し:下げ渋りか、ECB金融政策は現状維持の公算
■弱含み、中東紛争の長期化を警戒
今週のユーロ・ドルは弱含み。中東紛争の長期化を警戒してユーロ売り・米ドル買いが優勢となった。原油高はユーロ圏経済を圧迫するとの見方は変わらず、米長期金利は底堅い動きを維持したことも意識されたようだ。取引レンジ:1.1669ドル-1.1791ドル。
■伸び悩みか、欧州の重要経済指標や金融政策を注視
来週・再来週のユーロ・ドルは伸び悩みか。4月30日には域内総生産(GDP)や消費者物価指数(HICP)が発表され、中東紛争の影響が注目される。同日の欧州中央銀行(ECB)理事会では政策維持が見込まれるが、原油高によるインフレ圧力の高まりや雇用情勢の悪化が懸念された場合、ユーロ売り・米ドル買いは継続する可能性がある。
予想レンジ:1.1550ドル-1.1800ドル
■下げ渋り、日欧金利差を意識
今週のユーロ・円は下げ渋り。日本銀行による4月追加利上げ観測は大きく後退し、ユーロ圏と日本の金利差は維持されるとの見方でリスク回避的なユーロ売り・円買いは抑制された。原油価格の大幅な上昇は日本経済を著しく圧迫するとの懸念があることもユーロ売り・円買いを抑制する一因となった。取引レンジ:186円26銭-187円36銭。
■下げ渋りか、ECB金融政策は現状維持の公算
来週・再来週のユーロ・円は下げ渋りか。4月30日の域内総生産(GDP)や消費者物価指数(HICP)、欧州中央銀行(ECB)理事会の政策決定が注目される。主要政策金利は据え置きとなる見込みだが、原油高によるインフレ圧力の高まりや雇用情勢の悪化が懸念された場合、ユーロ買い・円売りは縮小する可能性がある。ただ、日本の為替介入への警戒感は消えていないため、リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いと予想される。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・4月30日(木):1-3月期域内総生産(予想:前年比+0.9%)
・4月30日(木):欧州中央銀行政策金利発表(予想:金利据え置き)
予想レンジ:184円00銭-189円00銭
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