東証グロ－ス指数は朝安の後は堅調に推移、出遅れ修正の動き継続
*17:03JST 東証グロ－ス指数は朝安の後は堅調に推移、出遅れ修正の動き継続
東証グロース市場指数 834.29 ＋10.55／出来高 1億6900万株／売買代金 1150億円東証グロース市場250指数 647.71 ＋8.81／出来高 9838万株／売買代金 890億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって大幅反発。値上がり銘柄数は363、値下がり銘柄数は202、変わらずは36。
前日27日の米株式市場でダウ平均は反発。中国の格安な人工知能（AI）モデルへの脅威が株価の重しとなる中、半導体のエヌビディアなどの急落がけん引し、ナスダックは大幅続落。一方、一部主要企業の好決算が支援したほか、12月新築住宅販売が予想以上に増加するなど良好な経済指標を受けダウ平均は上昇に転じ、終盤にかけ上げ幅を拡大した。
今日のグロ－ス市場は朝安の後は上げに転じ、堅調に推移した。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は2.24％高となった。
昨日の米株式市場でナスダック総合指数が大幅安となったことを受け、朝方は売りが先行した。しかし、取引開始後は株価の下値は堅く、上げに転じた後も底堅く推移し、出遅れ修正の動きが継続した。東証プライムで主力半導体関連株などが下げたが、新興市場は半導体関連銘柄が少ないこともあり、出遅れ修正の動きが継続した。
個別では、イノベーション<3970>と資本業務提携に向けた協議を開始することを合意したと発表したシャノン<3976>、グループ企業が展示会やイベントの企画・制作等を行うディー・エイトを子会社化すると発表したGENDA<9166>、東京大学医学部発AIスタートアップと資本業務提携したと発表したTWOST<7352>、値動きの軽さもあり買い人気が継続したレナサイエンス<4889>が上げた。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やフリー<4478>が上昇。値上がり率上位には、ABEJA<5574>、コパ<7689>などが顔を出した。
一方、24年12月期営業損益が28.43億円の赤字の見込みと発表したヘリオス<4593>、前日大幅高の反動安となったクラスターT<4240>、前日まで7日続伸で利益確定売りかさんだリスキル<291A>、前日まで2日連続大幅高となった総医研<2385>が下げた。時価総額上位銘柄では、MTG<7806>やアストロスケール<186A>が下落。値下がり率上位には、エネチェンジ<4169>、ソレイジア<4597>などが顔を出した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4889|レナサイエンス | 1625| 300| 22.64|
2| 5574|ＡＢＥＪＡ | 2287| 400| 21.20|
3| 7689|コパ | 623| 100| 19.12|
4| 3976|シャノン | 522| 80| 18.10|
5| 5035|ＨＯＵＳＥＩ | 465| 52| 12.59|
6| 147A|ソラコム | 1246| 125| 11.15|
7| 269A|Ｓａｐｅｅｔ | 4150| 400| 10.67|
8| 3628|データＨＲ | 510| 42| 8.97|
9| 205A|ロゴスＨＤ | 1272| 92| 7.80|
10| 4177|ｉ－ｐｌｕｇ | 1160| 83| 7.71|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 291A|リスキル | 3615| -435| -10.74|
2| 4593|ヘリオス | 272| -29| -9.63|
3| 2385|総医研 | 199| -19| -8.72|
4| 4240|クラスターＴ | 280| -21| -6.98|
5| 4169|エネチェンジ | 454| -31| -6.39|
6| 4597|ソレイジア | 37| -2| -5.13|
7| 219A|ハートシード | 2190| -109| -4.74|
8| 3807|フィスコ | 214| -10| -4.46|
9| 186A|アストロスケール | 585| -23| -3.78|
10| 7114|フーディソン | 1091| -39| -3.45|
＜SK＞
