新興市場銘柄ダイジェスト:noteは大幅に反落、セルシードがストップ高
*15:47JST 新興市場銘柄ダイジェスト:noteは大幅に反落、セルシードがストップ高
<5243> note 1569 -245
大幅に反落。25年11月期第1四半期(24年12月-25年2月)の営業損益を0.05億円の黒字(前年同期実績0.07億円の赤字)と発表している。CtoCメディアプラットフォーム「note」などのメディアプラットフォーム事業が好調に推移し、黒字に転換した。通期予想は前期比13.5%増の0.60億円の黒字で据え置いた。買い上がるには決算内容は材料不足との見方に加え、株式相場全体の下落圧力に押されて利益確定売りが広がっているようだ。
<149A> シンカ 1071 +50
大幅に続伸。アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの投資家ヴォイチェフ・ヤクブ・ポドバス氏がシンカ株を15.75%(保有株数50万株)まで買い増したことが5%ルールに基づく変更報告書で明らかになっている。報告義務発生日は1日で、保有目的は純投資。シンカは同氏が筆頭株主になったと開示している。海外投資家の買い増しを受け、個人投資家を中心に買い意欲が刺激されているようだ。
<7776> セルシード 547 +80
ストップ高。クオリプス<4894>がiPS細胞由来心筋細胞シートの再生医療等製品製造販売承認を申請したと発表したことを受けてストップ高買い気配まで急騰しており、創薬関連銘柄に物色が広がっている。セルシードのほか、ケイファーマ<4896>やHeartseed<219A>も急伸している。セルシードは同種軟骨細胞シートの治験開始を3月24日に開示しており、見直し買いも入っているようだ。
<9235> 売れるG 493 +80
ストップ高。連結子会社の売れる越境EC社(東京都港区)が「中国TikTokライブコマース」市場への本格参入を開始したと発表している。テクノロジー企業のByteDance社の協力を受ける。現在、中国のライブコマース市場規模は年間29兆円を突破しているとされ、日本企業がダイレクトにリーチできる環境を構築することで自社グループの成長ポテンシャルを拡大させる狙い。
<4894> クオリプス 8950 +1500
ストップ高。虚血性心筋症による重症心不全を適応としたヒト(同種)iPS細胞由来心筋細胞シートの再生医療等製品製造販売承認を厚生労働省に申請したと発表している。20年1月から23年3月にかけて大阪大学医学部附属病院を中心とする4施設で8例の医師主導治験が実施されている。発表を受けて製造販売承認に対する期待が膨らみ、買いが殺到しているようだ。
<186A> アストロスケール 624 +26
大幅に続伸。米国連結子会社が米国宇宙軍から受注した燃料補給衛星APS-Rの変更契約を新たに締結し、受注金額が29.400万米ドル(42.4億円)から41.200万米ドル(60.1億円)に増額したと発表している。契約期限も25年9月から27年2月に変更された。APS-Rを全面的なミッション開発と運用実証に移行させるためで、燃料補給衛星のプロトタイプの開発から静止軌道上での2回の実証運用に拡張するという。
<ST>
