フィスコニュース

GameWith Research Memo(6):2026年5月期は黒字化と強固な基盤を確立する見込み(1)

2025年10月02日 11:16 銘柄/投資戦略

*11:16JST GameWith Research Memo(6):2026年5月期は黒字化と強固な基盤を確立する見込み(1) ■GameWith<6552>の今後の見通し

1. 2026年5月期の業績見通し
2026年5月期の連結業績は、売上高3,700〜3,900百万円(前期比7.2〜13.0%増)、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも0〜100百万円の黒字転換を見込んでおり、市場環境や新規領域の立ち上がりには予測が難しい部分があるためレンジ形式で開示している。既存主力事業の再成長と新規事業の収益化を両輪で推進し、通期での黒字転換と中期経営計画達成に向けた強固な基盤を確立する見込みだ。

主力メディア事業は再成長が急務であり、売上高及び利益増加にコミットする。8年ぶりの新型コンシューマーゲーム機発売などゲーム市場の活況を背景に、攻略サイトの立ち上げ方針を転換し、ライターリソースを最大限活用して中規模・小規模タイトルも多数立ち上げることでPV数増加を図る。また、広告枠最適化によるPV単価向上施策も継続し、アプリ外課金事業をフックとした「メディアソリューション」の成長、加えてPV単価が高い英語圏を中心としたグローバル展開を強化するとともに、韓国市場への進出も計画している。eスポーツ・エンタメ事業は、市場拡大を見込み引き続き注力する。主力の「VALORANT部門」強化でチーム価値向上と「世界で勝てる」チームを目指すとともに、インフルエンサービジネス強化やBtoB共創も進める。一方で、収益性の悪い部門のコスト適正化により利益改善を図ることで、選択と集中を進める。その他事業(新規事業)では、NFTゲーム「EGGRYPTO X」を2026年5月期中にリリースし、売上利益計上と事業単独黒字化を目指す。また、事業開始から3年が経過し十分に利益を出せる状態に成長した光回線事業については、プロモーションの徹底的な効率化を実施し、2026年5月期は事業単独黒字化への転換を図る。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 星 匠)

<KM>

フィスコニュース


一覧へ