日経平均は6円高でスタート、資生堂やダイキンなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;37,947.35;+6.76TOPIX;2653.66;-3.07
[寄り付き概況]
25日の日経平均は6.76円高の37,947.35円と5日続伸して取引を開始した。前日24日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は83.57ドル高の42,208.22ドル、ナスダックは100.25ポイント高の18,074.52で取引を終了した。年内の追加利下げ期待や中国の景気刺激策を受けた世界経済の見通し回復で、寄り付き後、上昇。その後、9月消費者信頼感指数が予想を下回ったため、景気への楽観的見方が後退し売りに転じた。ダウは過去最
高値付近からの利食い売りも見られ、伸び悩んだ。ナスダックは人工知能(AI)需要を期待し、半導体エヌビディア(NVDA)などの押し目買い意欲が強く底堅く推移し、相場を押し上げ。終盤にかけダウ平均もプラス圏を回復し連日過去最高値を更新した。
今日の東京株式市場は、やや買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が底堅く推移したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が0.56%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1.31%上昇と、ダウ平均(0.20%上昇)に比べ上昇率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、今週末の自民党総裁選に向け政策への関心が高まり、株価を支える要因となった。一方、外為市場で1ドル=143円120銭台と、昨日15時頃と比べ1円ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の重しとなった。また、日経平均は昨日までの4日続伸で1700円を超す上昇となったことから、目先的な戻り売りや利益確定売りが出やすかったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は、ROXX<241A>が東証グロース上場に、リプライオリティ<242A>が福証Qボードにそれぞれ上場した。
セクター別では、電気・ガス業、非鉄金属、化学、空運業、鉄鋼などが値上がり率上位、精密機器、銀行業、保険業、水産・農林業、海運業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、アドバンテスト<6857>、資生堂<4911>、西武HD<9024>、ダイキン<6367>、NTTデータG<9613>、中外薬<4519>、さくら<3778>、味の素<2802>、ニデック<6594>、ルネサス<6723>、TDK<6762>、三菱重<7011>、ゼンショーHD<7550>などが上昇。他方、住友林<1911>、りそなHD<8308>、三菱UFJ<8306>、東京海上<8766>、楽天グループ<4755>、三井住友<8316>、フジクラ<5803>、川崎船
<9107>、MS&AD<8725>、郵船<9101>、IHI<7013>などが下落している。
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