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押し目待ち狙いの買い意欲は強い

2025年01月24日 08:42 市況・概要

*08:42JST 押し目待ち狙いの買い意欲は強い  24日の日本株市場は、日銀会合通過後のアク抜け期待が高まりやすいだろう。23日の米国市場は、NYダウが408ドル高、ナスダックは44ポイント高だった。S&P500指数は最高値を更新。トランプ米大統領がダボス会議での演説で、減税や規制緩和の計画を再表明したほか、金利の引き下げや原油価格の下落を要請するとの発言が材料視された。シカゴ日経225先物は大阪比30円高の39920円。円相場は1ドル155円90銭台で推移している。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、小動きで始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時39710円まで売られる場面もみられたが、米国市場の取引開始後に持ち直しており、プラス圏を回復して終えていた。前日の日経平均株価は4万円の大台回復でいったんは利食いが入りやすいところであるが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。

 また、米国市場では足もとで強い値動きが目立っていたハイテク株は一服し、景気敏感株などに買いが広がっていた。東京市場においても前日まで日経平均株価のけん引役となったソフトバンクG<9984>などは利食いが入りやすいと考えられる。一方で、日銀の金融政策決定会合では政策金利を現行の0.25%程度から0.5%程度に引き上げるとの見方が織り込まれている状況であり、結果判明後はアク抜け感からの買いが強まる可能性はありそうだ。

 物色としてはハイテク株の押し目狙いのほか、日銀会合通過後は金融セクターなどへの物色に向かわせやすいだろう。また、日経平均株価は前日の上昇でボリンジャーバンドの+1σ(39786円)を上回ってきた。同水準を上回っての推移が続くようだと+2σ(40307円)が射程に入ってくるため、インデックスに絡んだ資金流入が意識されやすいだろう。短期的な過熱感を警戒しつつも、押し目狙いの買いスタンスとなる。

<AK>

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