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エディア Research Memo(6):株式会社エディア<3935>×著名投資家Bコミ氏対談動画文字起こし(6)

2025年04月30日 21:04 銘柄/投資戦略

*21:04JST エディア Research Memo(6):株式会社エディア<3935>×著名投資家Bコミ氏対談動画文字起こし(6) エディア<3935>

特に最近人気のある作品の一部をご紹介していますが、最上段にある『オルクセン王国史』は、まだ連載を開始して間もない作品でありながら、ノベルとコミックを合わせてすでに50万部を超えるヒット作品となっています。重厚な世界観と魅力的なストーリーが特徴の作品ですので、ご興味をお持ちいただけた方には、ぜひお手に取って読んでいただけたら嬉しく思います。

●Bコミ
こちらについてですが、まずノベルからスタートし、その後にコミック化、さらにアニメ化、そして将来的には映画化といった展開が期待される作品も出てくるのではないかと思っています。そうしたメディア展開を通じて、再びノベルやコミックに読者が戻ってくるという流れは、やはりあるのでしょうか。

特に御社の場合、アニメ化の実績もお持ちかと思いますので、その際にどのような効果があったのか、その点についても教えていただけると幸いです。よろしくお願いします。

■エディア賀島
はい、ありがとうございます。おっしゃるとおり、アニメなどの映像化が行われた際には、原作への再注目が集まる傾向があります。実際に、アニメをきっかけに作品を知った方が、コミックやノベルを購入されるケースが多く、原作の販売にも非常にプラスの効果が出ています。

●Bコミ
ありがとうございます。少し先の話になるかとは思いますが、映画化となると企画から公開までにおよそ2年ほどかかる印象があります。現時点でそれが実現するかどうかは別として、そういった映画化のご相談や打診といったお話が、実際に寄せられることもあるのかどうか、その点についてお伺いできればと思います。

■エディア賀島
おっしゃるとおり、アニメも含めて映像化には時間がかかり、早くて2年、長い場合は4〜5年ほどかかることもあります。そのため、現時点で具体的にお伝えできる情報には限りがあります。ただし、非常に多くのお問い合わせやご相談をいただいている状況であり、将来的にはより多くの作品を映像化し、皆さまにお届けできるのではないかと考えています。

●Bコミ
非常に良くわかりました。続いてお願いいたします。

■エディア賀島
ありがとうございます。それでは、当社の業績および今後の成長戦略についてもご説明させていただきます。

2025年2月期が終了し、先日決算発表を行いました。同期の売上高は36億円を超え、7期連続での増収となりました。

また、営業利益は2億6,200万円となり、前期比でも大きくプラスの結果となっています。純利益についても5期連続の増益となっており、堅調な成長を続けています。エンターテインメント分野はボラティリティの高い事業ではありますが、当社では事業の多角化を進め、それぞれの領域でシナジーを創出することで、安定的な成長と利益の両立を実現しています。

今後もこのバランスを維持しながら、さらなる成長を目指してまいります。

事業ごとの売上推移についてご説明します。まず、IP事業ですが、2025年2月期の売上は18億2,200万円となりました。過去4期ほどは、売上高としてはおおむね横ばいの推移となっています。

一見するとIP事業全体が停滞しているように見えるかもしれませんが、実際には事業内容の構成が大きく変化しています。以前は受託業務や、過去に展開していたモバイルゲーム関連の売上比率が高かったのに対し、現在ではグッズ販売やコンシューマー向けゲームなど、利益率の高い事業の比重が増しています。そのため、売上高に大きな変化が見られなくとも、収益性の面では大きく改善しており、IP事業全体としては確実に進化している点をご認識いただければと思います。

続いて、出版事業についてご説明します。2025年2月期の売上高は17億8,400万円となり、約4期前と比較するとおよそ2.5倍の規模へと成長しています。

作品数についても、前期は249作品を刊行することができ、多くのタイトルを市場に送り出しました。その中では、新たなジャンルへの挑戦や、新レーベルの立ち上げなどにも取り組み、より多くのお客様に楽しんでいただけるようなラインナップの拡充に努めてきました。

【エディア】株式会社エディア<3935>×著名投資家Bコミ氏対談動画文字起こし(7)に続く

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