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キャリアリンク Research Memo(5):取引基盤の拡大と長期案件の受注推進により増収増益が続く見通し

2026年07月03日 09:35 銘柄/投資戦略

*09:35JST キャリアリンク Research Memo(5):取引基盤の拡大と長期案件の受注推進により増収増益が続く見通し ■今後の見通し

1. 2027年3月期の業績見通し
キャリアリンク<6070>の2027年3月期の連結業績は、売上高で前期比10.0%増の49,100百万円、営業利益で同5.1%増の4,095百万円、経常利益で同5.0%増の4,110百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同8.5%増の2,810百万円と増収増益が続く見通しだ。主力の事務系人材サービス事業の売上高が、BPO関連事業部門を中心に同10.8%増と伸長し、収益をけん引する。利益面では、今後の持続的成長に向けて専門家人材を増員するなど運用体制の強化を図るとともに、AI関連等への投資を計画していることもあり、営業利益率で若干の低下を見込んでいるものの、成長のために必要な先行投資を継続的に実施した場合に、確保すべき営業利益率として設定している。増収効果により増益を継続する。

また、例年どおり期中に受注するBPO案件において稼働期間が上期より下期に長くなる傾向にあること、また新規案件は立ち上げ初期費用が発生することを踏まえ、半期ベースでは下期偏重型の業績計画を立てている。具体的には、中間期業績は売上高で前年同期比4.0%増の22,516百万円、営業利益で同12.7%減の1,692百万円と増収減益を見込んでいる。

(1) 事務系人材サービス事業
事務系人材サービス事業の売上高は前期比10.8%増の39,368百万円を見込んでいる。主力のBPO関連事業では、地方自治体に対して取引基盤を強固にすべく、業務領域の拡充と長期契約案件の獲得に注力する。民間企業に対しても引き続き、新規取引先の開拓と業務領域の拡大並びに新規事業開発を並行して推進する。

なお、前期の業績に貢献した戸籍法改正関連案件の売上は業務終了により大きく減少するものの、さらなる業務領域の拡充と市民課業務を始めとする長期案件の受注推進について取り組む。

成長施策については、持続的な成長に向けて、取引先満足度の向上や業務改善・品質向上に向けた運用体制の強化に取り組むほか、AIを始めとしたIT技術の活用による業務効率化について、高度なスキルを持つ専門家人材の採用を進めるなど成長投資を積極的に行う予定である。

(2) 製造系人材サービス事業
製造系人材サービス事業の売上高は前期比7.3%増の9,500百万円を見込んでいる。食品加工部門、製造加工部門ともに既存取引先からの受注が増加基調にあり、これら需要に対応していくほか新規顧客の開拓も推進する。また、現状は人材派遣が売上高の98%を占めているが、請負業務や人材紹介業務にも注力するほか、新規業務への参入も視野に入れ、営業拠点の増設を計画している。顧客開拓により業務量の確保に目途が立てば、順次開設していく予定だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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