unbanked、フェローテク、三井E&Sなど
<6330> 洋エンジ 1119 +75大幅続伸。政府は深海調査を推進するため、無人探査機などを搭載する調査母船を新造すると報じられている。レアアースなど海洋資源の開発のため、効率的な調査を進めることが目的。海底からレアアース泥を回収するシステムの技術開発などに携わっている同社などにも関心が向かう展開のようだ。また、内閣府が公募した
「自律型無人探査機利用実証事業」に採択とも本日は伝わっている。
<3402> 東レ 980 -17.6大幅続落。東海東京インテリジェンス・ラボでは、投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に、目標株価も1270円から970円に引き下げた。中期計画は着実に実行中で、25年3月期は主に機能化成品事業において収益が改善がされたが、26年3月期は関税や航空機事故の影響により不透明になっていると分析。26年3月期営業利益は従来1800億円を予想していたが、会社計画並みの1500億円に減額。
<3697> SHIFT 1626 +66.5大幅続伸。SMBC日興証券では9月の日経平均定期銘柄入れ替えを予想しているが、新規採用候補として同社を取り上げた。今回はセクターバランス調整を基に入れ替えが行われると想定しており、銘柄数が唯一不足している消費セクターの中で、同社が最も流動性順位が高いとみているようだ。日経平均銘柄入れ替えは9月末にリバランスが行われるが、同社が採用された場合、約8日分の買いインパクトになるとも試算している。
<6890> フェローテク 3720 +430急伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から
「オーバーウェイト」に、目標株価も2600円から5000円に引き上げた。日米中各地域の装置メーカーからの需要が旺盛であるほか、DOE導入、グループ資産売却及び株主還元強化で、バリュエーション切り上がりに期待と。なお、中小型の半導体製造装置関連に関して、生成AI関連向けをけん引役とする銘柄群の業績向上確度は高いと。
<8746> unbanked 348 +65一時ストップ高。関連会社のクラウドバンク社を簡易株式交付により子会社化すると発表している。クラウドバンクグループは、融資型クラウドファンディング事業、並びに、投資・コンサルティング事業を手掛けている。25年3月期の営業利益水準は、同社の187百万円に対して2351百万円の実績を上げている。統合シナジーも含めて、同社の業績水準が一気に膨らむとの期待が先行しているようだ。
<8377> ほくほく 3121 +148.5大幅反発。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に、目標株価も1410円から3690円に引き上げた。金利上昇の好環境に加え、株主還元拡大などの経営陣の意欲的な姿勢を評価。金利上昇は地銀セクター全体にプラスだが、預金を多く抱える同社ではその効果がとりわけ大きいとみる。また、今後は優先株一括償還による優先株還元負担の減少、資本基盤の改善で、普通株主への還元拡大が進むと想定のもよう。
<6920> レーザーテック 17260 -865大幅続落。前日に蘭ASMLが決算発表を行なっている。4-6月期の受注高は55億ユーロで、前年同期比0.5%減、前四半期比41%増となっている。市場予想の48億ユーロを上回ったが、コメントでは26年の成長に関して現時点でまだ確定できていないと弱いトーンであったようだ。本格的な受注回復には時間がかかるとの見方が強まり、関連銘柄とされる同社にはネガティブな反応が先行。
<3382> 7&iHD 2007.5 -202.5大幅反落。カナダのクシュタールが同社に対する買収提案を撤回すると発表している。「セブン&アイによる建設的な協議が欠如」していることを理由としているようだ。クシュタールではこれまで、1株あたり18.19ドル(約2700円)での買収提案を行っていた。買収プレミアムの後退をネガティブ視する動きが優勢に。同社では、北米コンビニ子会社の新規上場などを通じ、単独での再成長を目指す方針としている。
<7003> 三井E&S 2928 +305急伸。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に、目標株価も1600円から3400円にまで引き上げた。舶用エンジン、港湾クレーンの堅調な受注により収益性改善が継続すると評価、構造的な需要増の享受、設備投資や生産効率改善による収益性改善が継続することで、今期会社計画、中計目標の利益目標は上回るとしている。26年3月期営業利益は253億円を予想、200億円程度の市場予想大幅上振れを想定。
<3673> ブロドリーフ 782 +60大幅続伸。前日に上半期業績予想を上方修正した。営業利益は従来予想の5.5億円から7.6億円に引き上げた。前年同期は0.4億円の赤字だった。第1四半期決算時に続く上方修正に。パッケージソフトからクラウドソフトへの切り替えが計画通りに進捗するなか、PCの買い替え需要が想定を上回ったほか、非自動車向けパッケージソフトの販売が好調に推移した。なお、下期へのコスト後ずれもあるとし、通期予想は据え置いた。
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