【市場反応】米12月小売売上高は予想以上に鈍化、新規失業保険申請件数増加でドル軟化
*23:14JST 【市場反応】米12月小売売上高は予想以上に鈍化、新規失業保険申請件数増加でドル軟化
米商務省が発表した12月小売売上高は前月比+0.4%となった。伸びは11月+0.8%から予想以上に鈍化し、マイナスとなった8月来で最低。同時刻に労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数(1/11)は前週比+1.4万件の21.7万件と、前回20.3万件から予想以上に増加した。失業保険継続受給者数(1/4)は185.9万人と、前回187.7万人から予想外に減少した。
米1月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は44.3と、予想外に3カ月ぶりプラスに改善し、21年4月来で最高となった。
米12月輸入物価指数は予想外に11月に続き前月比+0.1%と、輸入インフレが根強い。
小売売上高が小幅予想を下回ったほか週次の失業保険申請件数の増加で米国債相場は下げ止まった。ドル買いも後退。ドル・円は156円34銭から155円84銭へ下落。ユーロ・ドルは1.0275ドルで下げ止まり。ポンド・ドルは1.2175ドルから1.2193ドルへ反発した。
【経済指標】
・米・12月小売売上高:前月比+0.4%(予想+0.6%、11月:+0.8%←+0.7%)
・米・12月小売売上高(自動車除く):前月比+0.4%(予想:+0.5%、11月:+0.2%)
・米・1月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:44.3(予想:-5.0、12月:-10.9)
・米・12月輸入物価指数:前月比+0.1%(予想:-0.1%、11月:+0.1%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:21.7万件(予想:21万件、前回:20.3万件←20.1万件)
・米・失業保険継続受給者数:185.9万人(予想:187万人、前回:187.7万人←186.7万人)
・米・1月ニューヨーク連銀サービス業活動:-5.6(12月―5.2)
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