個人投資家・有限亭玉介:海外展開やインバウンド需要期待の銘柄には腰を据えて【FISCOソーシャルレポーター】
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:海外展開やインバウンド需要期待の銘柄には腰を据えて【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2023年10月30日10時に執筆
東京を歩いておりますと、体感として明らかに外国人観光客が増えてきた印象を受けますな。グローバルという言葉はすっかり日本に定着しましたが、まだまだビジネスとしてはグローバル思考になりきれていない企業が多い事は課題かもしれませんねぇ。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
10月23日の岸田首相の所信表明演説では、経済政策を積極的に進めていく方針が伺えました。しかしながら、大胆な減税や景気刺激策を期待していた層には、新鮮味に欠ける印象だったようです。これでは「増税なんたら」と揶揄されても仕方ないですな。
岸田首相の就任から振り返ってみると、株式市場を沸き立たせるような改革は乏しいとしか言いようがありません。個人投資家達の政策への期待が、失望へ変わっていく様子をひしひしと感じました。ただ今回の所信表明演説に盛り込まれていた「供給力の強化」に注目すれば、中小企業の省力化投資に対する補助という点は、経済の底上げに繋がるものとして期待したいとは思いました。
ところで、10月25日には大台の1ドル150円まで円安が進行しました。決算シーズンを経過して海外展開している企業の業績は注視したいころですな。特に金利上昇で地合いが悪い中でも、インバウンド関連など金利上昇の影響を受けにくい銘柄には活路はあるかと。円安ですと対外投資は難航しますので、是非とも政府の後押しも欲しいですな。
中東リスクや米金利の上昇、インフレにより国内でも金利上昇懸念が高まる中で、やはり個人投資家として目先の乱高下に左右されない判断力を養う必要はあります。というわけで、当記事では腰の据えて中長期で見ていきたい銘柄をピックアップしてみました。負けない投資を根気強く継続する事が、勝ちに繋がるはずですので。
まず無印良品で知られる良品計画<7453>は、10月13日の決算が好調で24年8月期は過去最高益を更新する見通しとなりました。欧米事業が黒字化するなど、海外でも好調な模様です。株価も決算発表後に年初来高値を更新しており、どこまで下値を切り上げるか監視中です。
10月24日に上方修正を発表した雪印メグミルク<2270>も豪州や台湾に海外展開しているグローバル企業ですよ。エネルギーコストが想定を下回った事で、利益が拡大したとの事。PBRは1倍割れで、乳製品だけでなく飼料なども手掛けている同社はチェックしておきたいですな。
太陽電池の製造装置大手であるエヌ・ピー・シー<6255>は、ハイテク株にとって厳しい環境ながらも中長期で上昇トレンドを形成しております。10月11日の決算も好調で、増配も発表しました。
コンビニ大手のローソン<2651>も好決算で、24年2月期の最終利益が過去最高を更新する見通しです。中国市場の好調が業績寄与した事に加えて、金融事業の展望も注視しております。チャート(日足)も底堅く堅調です。
底値から下値を切り上げているジンズHD<3046>は、10月13日の決算も好調で増配も発表しました。9月までで8ヶ月連続で既存店売上が前年実績を上回って推移している様子。インバウンド関連としても注視しております。
最後は子供用品の専門店を展開する西松屋チェーン<7545>です。旧村上ファンド系の投資会社であるエフィッシモ キャピタル マネージメントが同社の株を大量保有した事が明らかになると買いが流入しました。24年2月期は過去最高益を更新する見通しで、直近の株価も年初来高値を更新しておりますよ。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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