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MDV、ラクトJPN、メルカリなど

2025年10月15日 16:10 銘柄/投資戦略

<4343> イオンファン  3110  -350急落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は36.3億円で前年同期比26.5%増となっている。ただ、第1四半期が同2.5倍と拡大していた中、6-8月期は同1.0%増と横ばいにとどまる格好に。第1四半期決算発表後に株価は大きく上昇していたため、やや物足りなさの残る状況と捉えられている。積極的な進展投資や販管費の増加などにより、アセアン事業が伸び悩む形となっているもよう。

<3349> コスモス薬品  7561  -823大幅続落。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は116億円で前年同期比0.6%増となり、販管費の抑制で会社計画は3億円ほど上振れたもよう。ただし、市場予想は5億円程度下振れたとみられ。ネガティブ反応が優勢となる形に。同時に発表した月次動向では、9月既存店売上高は前年同月比0.6%増となり、13カ月ぶりのプラスに転じる格好となっている。ただ、会社側ではもう一段の増収を期待していたようだ。

<3086> Jフロント  2435  -50大幅続落。前日に第2四半期の決算を発表している。6-8月期営業利益は140億円で前年同期比39.8%減となり、3-5月期の同0.9%減から減益幅は拡大。百貨店を主因に上期計画未達のもよう。通期予想は従来の500億円から440億円、前期比24.4%減に下方修正している。市場コンセンサスは従来会社計画線上であったとみられる。投資案件に関するコスト増、金融事業などが主な下振れ要因となるようだ。

<3087> ドトル日レス  2458  -115大幅続落。前日に上半期決算を発表、営業利益は53.5億円で前年同期比6.7%減となり、従来予想の59.6億円を下振れた。既存店売上は計画以上の推移となったもようだが、コーヒー豆や乳製品、米など仕入価格の上昇に加えて、人件費や物流費、水道光熱費など管理コストの上昇が顕著となったようだ。通期予想の106億円、前期比10.4%増は据え置いたものの、達成へのハードルは高まったとの見方に。

<3835> eBASE  447  -36大幅続落。前日に業績予想の下方修正を発表。上半期営業利益は従来予想の6.6億円から5.4億円に、通期では19.7億円から13.3億円にそれぞれ引き下げた。カスタマイズ案件への開発リソース投入が増加し、新規開拓のための活動停滞で、新規案件の獲得ペースが想定を下回る状況となったもよう。また、100万株、5億円上限の自社株買いを発表しているが、業績下振れをマイナス視する動きが優勢に。

<3139> ラクトJPN  3420  -610急落。前日に第3四半期決算を発表、累計経常利益は49.1億円で前年同期比41.0%増となったが、6-8月期は10.8億円で同11.8%減と減益に転じる格好となった。第3四半期に入って、最終製品の値上げの影響で一部の乳原料やチーズ、豚肉関連商品の販売が伸び悩んだほか、為替差損の増加なども響く形に。上半期決算発表後に株価は上昇し、その後も高値圏での推移が続いていた中、マイナス視する動きが強まった。

<3902> MDV  447  -99急落。前日に25年12月期の業績下方修正を発表。営業利益は従来予想の26億円から4.9億円にまで下方修正。データ利活用サービスの売上高が当初想定を下回る見通しであるほか、クラウド型健診システム「アルファ・サルース」において、導入設置活動に時間を要し期初計画から遅延していることなどが背景。上半期までの低進捗から業績下振れは織り込まれていたとみられるが、修正幅の大きさがネガティブインパクトに。

<7599> IDOM  1144  +49大幅続伸。前日に上半期決算を発表、営業利益は84.9億円で前年同期比15.8%減となったが、10月10日に下方修正を発表済み。今回、年間配当金計画を従来の40.63円から37.35円に引き下げたが、業績連動型配当を行っていることで、業績下方修正時点で減配は想定済みとみられる。通期営業利益予想は201億円も先の下方修正時点から据え置いており、短期的な悪材料出尽くし感につながったようだ。

<4385> メルカリ  2380  +295.5急騰。スキマバイトサービス「メルカリ ハロ」を12月18日で終了することを発表している。6月には登録者1200万人を突破していたが、アックティブユーザー数や勤務実績などが低調で、25年6月期は58億円の営業赤字であったもよう。会社側では27年6月期に収益改善を見込むとしている。24年3月にサービスを立ち上げたばかりであるが、不振事業撤退の速断をポジティブに評価する動きが先行している。

<8267> イオン  2055  +176.5大幅続伸。8月22日につけた実質的な高値水準を更新している。前日に第2四半期の決算を発表、6-8月期営業利益は618億円で前年同期比21.7%増となり、600億円程度の市場予想を上回っている。小売り事業やデベロッパー事業が大幅増益を牽引する形となっとぃるもよう。なお、ツルハHD連結化の影響などは織り込んでおらず、通期予想は2700億円、前期比13.6%増を据え置いている。

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