エスプール Research Memo(2):2024年11月期第2四半期業績は減収減益となるも、各利益は計画を上回る
2024年08月13日 14:02
銘柄/投資戦略
*14:02JST エスプール Research Memo(2):2024年11月期第2四半期業績は減収減益となるも、各利益は計画を上回る
■業績動向
1. 2024年11月期第2四半期の業績概要
エスプール<2471>の2024年11月期第2四半期の連結業績は、売上収益で前年同期比7.9%減の12,093百万円、営業利益で同50.8%減の741百万円、税引前利益で同55.2%減の650百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益で同29.3%減の684百万円と減収減益となった。売上収益はビジネスソリューション事業で同10.2%増となったが、人材ソリューション事業が同22.9%減と大きく落ち込んだことが響き減収となった。利益面では、人材ソリューション事業が同33.6%減益となったほか、ビジネスソリューション事業も重点事業で人材投資や新規拠点の開設等の先行投資負担増により同27.3%減となり、2ケタ減益となった。
会社計画比で見ると、売上収益は人材ソリューション事業の低迷が想定以上に長引いたことで3.2%未達となったものの、収益性の高い障がい者雇用支援サービスが伸長したことで営業利益は同36.8%、税引前利益は同22.7%超過した。親会社の所有者に帰属する四半期利益は、繰延税金資産を計上したこともあり同81.9%上回った。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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