個人投資家・有限亭玉介:今夏・注目のIPOが株式市場に百花繚乱の花を咲かせるか?【FISCOソーシャルレポーター】
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:今夏・注目のIPOが株式市場に百花繚乱の花を咲かせるか?【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2024年7月1日10時に執筆
株式投資を始めて基礎知識が身について来た頃に、人気のIPO株を買うと、手っ取り早くキャピタルゲインを得られる可能性がある事に気がつく人も多いかもしれません。目利きに確信に近い自信がありさえすれば…トライしてみるのも一興ですねぇ。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
人気IPO株の抽選を当てるのは難しいとしても、上場直後から買いが殺到して連日値上がりするのはよく見られる光景です。逆に、知名度の低い銘柄ですと上場直後から売られてしまい、それ以降は値上がりする気配が感じられないまま放置される事もありますな。
上場後の株価の見極めは投資家の腕の見せ所ですが、いずれにせよ買ってみなければ体験する事もできませんし、訓練にもなりません。無駄にリスクを取り過ぎるのは良くない事ですが、逆に失敗を恐れ過ぎてしまうと、いつまで経ってもこういったリターンの大きい株は手掛けられません。「自分ならどこまでリスクを取れるのか」…そのようにご自身の投資スタンスに合わせていけばいいのです。
ここ最近、4~6月の相場は、熟練の投資家であっても予想が難しかった相場であったという印象です。ただ、ここ最近はグロース株への堅調な物色も見られてきていますねぇ。それも相まってか、IPO株の一部へと物色が集まっています。今回はそんな株を中心に見ていきましょうかね。
まずは上場前からスペースデブリの除去サービスで話題となっていたアストロスケールHD<186A>は、6月5日に上場後から株価は底を打って反発してきた模様。TPR<6463>が同社の株式を取得したとの報道で思惑買いが流入しました。動物病院の運営を手掛けるWOLVES HAND<194A>も昨今のペットブームもあり、今後の業績を注視したいです。
4月25日に上場したコージンバイオ<177A >は、下落基調から底を打って切り返しております。微生物や細胞を培養する培地の製造を手掛ける同社は、業績もしっかり黒字ですよ。リゾートバイトに特化した人材派遣業を展開するダイブ<151A>は、フィリピンやネパールとの特定技能ビザ人材の紹介事業でも思惑がありますな。
6月21日に上場したばかりのMFS<196A>はオンライン住宅ローンサービス「モゲチェック」の開発を手掛けております。有料老人ホームを運営するアズパートナーズ<160A>は、直近で下値を切り上げており上場来高値を更新できるか監視中です。
ここから先はIPOではないですが、それぞれの持つ期待値がチャートの上昇に作用するのでは…と、睨んでいる銘柄をご紹介します。まずは政府クラウドの思惑もあるJTP<2488>です。AIインテグレーションサービス「Third AI 生成AIソリューション」において、「Google」が提供する生成AI「Gemini」の実装が完了したとの発表が好感されましたな。
また、IPO以外で、あたくしがここ最近見ていると言えば…臨床検査薬大手の栄研化学<4549>ですな。こちらは緩やかな上昇トレンドを示しており、年初来高値を更新しております。業績も堅調で、同社は自社株買いなど株主還元にも積極的です。6月28日付けでみずほ証券は同社の投資判断を「買い」、目標株価を2800円に設定した事も好感されました。
最後はマーガリンなど食用加工油脂や工業用油脂の大手であるミヨシ油脂<4404>です。販売価格の是正や需要拡大によって、業績は好調との事。投資家の関心を惹いておりますな。低PER・PBRで時価総額100億台の小型株の同社は、年初来高値を更新し続けられるか監視を強めていきたいです。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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