日経平均は224円安でスタート、ソフトバンクGや良品計画などが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;42085.66;-224.83TOPIX;3073.33;-8.55
[寄り付き概況]
3日の日経平均は224.83円安の42085.66円と反落して取引を開始した。前日2日の米国株式市場は続落。ダウ平均は249.07ドル安の45295.81ドル、ナスダックは175.92ポイント安の21279.63で取引を終了した。連邦控訴裁判所によるトランプ政権の関税措置を無効とする判断を受け不透明感が強まったほか、さらに、主要先進国の財政問題悪化を警戒した他市場の流れに連れ、寄り付き後、下落。8月ISM製造業景況指数も予想を下回り景気減速を警戒した売りにも拍車がかかり、一段安となった。
長期金利の上昇でハイテクも売られ、相場の重しとなり、終日軟調に推移。終盤にかけ下げ幅を縮小した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことや、海外市場で米長期金利が上昇したことが、東京市場の株価の重しとなった。また、石破首相の進退や総裁選前倒しを巡り先行き不透明感が意識され、投資家心理を慎重にさせた。一方、昨日の米株式市場で主要指数が下落したが、米国で発表された8月の米ISM製造業景況感指数が予想を下回ったものの、7月から改善したことを受け、米経済が底堅く推移しているとの見方が広がり、東京市場で安心感となった。また、昨日の日経平均が下値支持線として意識される25日移動平均線近辺で下げ止まったことから、株価の下値は堅いとの見方もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。
セクター別では、情報・通信業、空運業、その他製品、機械、その他金融業などが値下がり率上位、ゴム製品、非鉄金属、医薬品、パルプ・紙、卸売業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、アシックス<7936>、良品計画<7453>、三菱重<7011>、日立<6501>、サンリオ<8136>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、IHI<7013>、みずほ
<8411>、三井住友<8316>、任天堂<7974>などが下落。他方、住友ファーマ<4506>、JX金属<5016>、三井物<8031>、伊藤忠<8001>、日本製鉄<5401>、フジクラ<5803>、第一三共<4568>、ブリヂストン<5108>、郵船<9101>、JR東<9020>、古河電工<5801>、丸紅<8002>などが上昇している。
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