アミューズ、電通グループ、地主など
<3962> チェンジHD 1242 +85大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は6.8億円で前年同期比71.1%の大幅減益となったが、前期15.6億円の一過性評価益計上の反動が主因であり、ふるさとチョイスの好調などで想定を上回る進捗ではあるもよう。また、株主優待制度導入も発表。6月末、12月末に300株以上保有株主を対象に、それぞれ7500円分のデジタルギフトを贈呈する。保有期間によってデジタルギフトの金額は上昇させる形に。
<4449> ギフティ 1552 +158急伸。前日に上半期の決算を発表、営業利益は17.6億円で前年同期比89.8%増となり、据え置きの通期計画24.1億円、前期比38.1%増に対する進捗率は73%の水準に達している。個人から法人・自治体まで幅広い需要を取り込み、各サービスが着実に成長しているが、とりわけ、giftee for Businessサービスが牽引役となっている。また、前期末に連結したYGG社も今期より収益貢献している。
<4301> アミューズ 1951 +257急騰。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は35.5億円で前年同期比4.0倍となり、通期予想を従来の25.2億円から38億円、前期比35.8%増に上方修正している。
一転しての増益見通しに。、サザンオールスターズや星野源など、アーティストの大型コンサートツアー等に係るイベント収入および商品売上収入が好調推移となっているようだ。上方修正値に対しても第1四半期の進捗率は極めて高水準。
<9989> サンドラッグ 4820 +231大幅反発。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は123億円で前年同期比12.4%
増となり、市場予想を5億円程度上回ったとみられる。会社計画も数億円上振れているようだ。ディスカウント事業の増益率が高まる格好になっている。サプライズは限定的といえ、月次動向からは既存店売上の伸び悩みも意識されていたため、堅調決算を受けて買い安心感が優勢となっているようだ。
<7383> ネットプロHD 826 +4続伸。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は7.7億円で前年同期比2.8倍となり、通期計画は従来の26億円から28.4億円、前期比35.0%増に上方修正している。atoneや掛け払いのGMV成長に加えて、未払いや請求関連手数料などの原価抑制効果が想定を上回っているもよう。第1四半期上振れ分のみを増額した格好であり、今後一段の上振れなども期待される展開とみられる。
<3252> 地主 2790 +299急伸。前日に上半期の決算を発表、営業利益は40.6億円で前年同期比41.7%の大幅減益となっている。ただ、市場予想は4億円ほど上振れる着地であったとみられる。
また、足元での順調な仕入れの進捗も評価材料視されているもよう。7月の仕入れは複数の大型オフバランス案件が寄与して大幅増加。7月時点で700億円が契約済みとなっているもようで、通期目標700億円以上を既に達成する形に。
<5074> テスホールディングス 357 -42急落。前日に25年6月期決算を発表、営業利益は25.5億円で前期比7.5%増となり、8月7日の下方修正に沿った水準で着地した。一方、26年6月期は36億円で同41.3%増を見込むが、コンセンサスは10億円程度下振れており、ネガティブに捉えられたようだ。開発型の再生エネEPC事業が伸び悩む見通しとなっている。また、京都府開発案件のスケジュールが未確定とされていることも不透明感に。
<8253> クレセゾン 3731 -389大幅続落。前日に第1四半期の決算を発表、事業利益は229億円で前年同期比0.3%増と横ばいになり、税引前利益以下は減益となっている。通期事業利益計画960億円、前期比2.5%増は据え置き、進捗率は23.9%に。ペイメントや不動産担保ローン事業は上振れているが、投資先の評価損やインド事業での与信コスト増加など想定外の損失発生などが影響。業績上振れ期待の後退をマイナス視する動きが先行へ。
<6361> 荏原製 3238 +326急伸。前日に第2四半期決算を発表、4-6月期営業利益は275億円で前年同期比33.0%
増となり、第1四半期の同17.1%増から増益率は拡大した。通期予想は従来の1015億円から1025億円に小幅に上方修正した。環境事業の見通しを引き上げている。堅調な業績推移に加えて、発行済み株式数の1.97%に当たる909万909株、200億円を上限とする自社株買いの実施も発表、ポジティブ反応が優勢になった。
<4324> 電通グループ 2752.5 -401.5急落。前日に第2四半期決算を発表、調整後営業利益は前年同期比1.3%増の336億円となったが、営業損益は620億円の赤字だった。前年同期は112億円の黒字。通期営業損益予想は従来の660億円の黒字から35億円の赤字に下方修正。のれんの減損損失を計上したことが下振れの背景となる。これにより、中間配当は見送り、期末配当金は未定へと修正された。減損懸念はあったものの、配当計画修正をネガティブ視。
<ST>
