NY株式:NYダウは1.20ドル安、AIバブル警戒感が緩和
*05:46JST NY株式:NYダウは1.20ドル安、AIバブル警戒感が緩和
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は1.20ドル安の46601.78ドル、ナスダックは255.02ポイント高の23043.38で取引を終了した。
人工知能(AI)バブル警戒感が過剰との見方に、寄り付き後、上昇。政府機関閉鎖の継続による不透明感に、ダウは失速し小幅安に転じた。終盤にかけ、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した9月連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で参加者が年内の追加利下げを予想していることが明かになったほか、AI需要を期待した買いが再開し半導体セクターがけん引し、ナスダックは過去最高値を更新し、まちまちで終了。セクター別では半導体・同製造装置、小売が上昇した一方、銀行が下落した。
電気通信会社のASTスペースモバイル(ASTS)は通信ベライゾン・コミュニケーション(VZ)と2026年度の衛星直接通信サービスを巡る提携を発表し、上昇。ベライゾン・コミュニケーション(VZ)は下落した。コンピューターメーカーのデル・テクノロジーズ(DELL)はAI需要拡大がけん引し今後4年の業績見通しを大幅上方修正したこと受けアナリストが目標株価を引き上げ、続伸。航空宇宙企業のロケット・ラボ(RKLB)は日本の地球観測企業であるQPS研究所(iQPS)と、衛星3基の追加打ち上げ契約を発表し上昇。
ディスカウント小売のアマゾン(AMZN)は小売り薬局サービスを提供する計画を発表し、上昇。競合となるヘルスケアのCVSヘルス(CVS)は下落した。金融のジェフリーズ・フィナンシャル・グループ(JEF)は傘下の運用会社が経営破綻した自動車部品メーカー、ファースト・ブランズ・グループ関連の売掛債権に投資していたことを発表、損失が警戒され、下落。
FRBが公表した9月開催分のFOMC議事要旨で、ほとんど全メンバーが0.25%の利下げを支持したことが明かになった。
(Horiko Capital Management LLC)
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