米中通商交渉の進展で買い戻し継続か、節目の38000円を目指す動きか
*08:25JST 米中通商交渉の進展で買い戻し継続か、節目の38000円を目指す動きか
[本日の想定レンジ]
9日のNYダウは119.07ドル高の41249.38ドル、ナスダック総合指数は0.78pt高の17928.92pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比50円安の37470円。本日は米中貿易協議の進展への思惑から買いが先行して始まりそうだ。前週末は、円安進行などからリスク選好ムードが台頭、日経平均は75日移動平均線(37095円)を上回り、心理的な節目の37500円台を回復した。ローソク足はマド空けを伴う小陽線を形成した。小陽線は、一般的にレッジ相場で良く見られ、相場の迷いを示すとされる。ただ、この週末に開催された閣僚級の米中通商協議について、ベッセント米財務長官は11日、2国間の貿易戦争の緩和に向けて「大きな進展」があったと述べ、詳細は12日に説明するとしている。米中貿易戦争回避への期待が相場を支援する形となり、投資家心理の改善につながると想定される。日経平均は節目の38000円をトライする形になりそうだ。ただ、4月7日の直近安値(30792円)から前週末まで6700円超上昇しており、急速な相場上昇に伴う利食い売りなど反動安には警戒が必要だろう。上値のめどは、200日線(37938円)、心理的な節目の38000円、38500円、下値のめどは節目の3
7000円、5日線(36898円)などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限38000円-下限37300円
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