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クイック Research Memo(6):2026年3月期は期初予想どおり増収増益の見込み

2026年01月07日 12:06 銘柄/投資戦略

*12:06JST クイック Research Memo(6):2026年3月期は期初予想どおり増収増益の見込み ■クイック<4318>の今後の見通し

1. 2026年3月期の通期業績見通し
2026年3月期通期の連結業績は、売上高で前期比4.5%増の33,970百万円、営業利益で同0.8%増の4,570百万円、経常利益で同0.2%増の4,620百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同3.3%増の3,700百万円と増収増益の見通しだ。同社は、業績がおおむね順調に進捗していることを踏まえ、2025年4月28日に発表した通期連結業績予想からの修正は行っていない。

2. 事業セグメント別の通期業績見通し
(1) 人材サービス事業
人材サービス事業は、売上高が前年同期比3.6%増の23,567百万円、営業利益は前年同期比1.5%減の3,864百万円となる計画である。製造業においては、アメリカの通商政策等に起因する採用縮小リスクが見込まれるものの、その他の領域における人材紹介の拡大によって、セグメント全体では増収となる見通しである。一方で、利益面では、前期に引き続き、看護領域におけるマスプロモーションの活用等の成長投資を継続するため、減益となる見通しである。

(2) リクルーティング事業
リクルーティング事業は、売上高が前年同期比15.5%増の3,960百万円、営業利益が前年同期比13.5%増の1,003百万円と、大幅な増収増益を目指す計画である。クライアントにとって最適な採用サービスの提案を強化し、Indeedの提案を主軸として事業を推進する。また、看護学生の就職支援サービスである「看護roo! 就活」サイト及び合同説明会の運営に注力し、「看護roo! 転職」の成果報酬型求人事業の掲載先の開拓も強化する。

(3) 地域情報サービス事業
地域情報サービス事業は、売上高が前年同期比4.0%増の2,776百万円、営業利益が前年同期比13.9%増の412百万円を見込んでいる。コンサルティングサービスである「ココカラ。転職」が業績をけん引し、増収増益の主要因となる計画である。メディアサービスにおいては、紙媒体である生活情報誌を維持しつつ、収益性の高いWeb商品の取扱いを強化することで拡大を図る。また、ポスティングサービスは、配布組織の安定化や配布エリアの拡大に努めることで強化する方針である。

(4) HRプラットフォーム事業
HRプラットフォーム事業は、売上高が前年同期比4.2%減の1,194百万円、営業利益が前年同期比19.7%減の472百万円と、減収減益の予想である。この減収の主な要因は、HRテック企業や採用サービス関連企業の広告予算縮小の影響により、「日本の人事部」のオンライン広告の売上が減少すると見込まれるためである。一方で、人事支援サービス企業からの出展ニーズが依然として強いHRイベント事業の売上は引き続き拡大する見込みであり、新たなHRイベントの開催による売上創出も目指す。

(5) 海外事業
海外事業は、売上高が前年同期比2.6%増の2,471百万円、営業利益が前年同期比23.7%増の166百万円となる計画である。北中米及びヨーロッパについては、先行き不透明な状況が見られるものの、増収増益となる見立てだ。アジア地域では、タイでの業績改善も見込まれており、海外事業全体の業績に貢献する見通しである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 西村 健)

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