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注目銘柄ダイジェスト(前場):相模ゴム、クレハ、売れるGなど

2025年05月20日 11:39 市況・概要

*11:39JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):相模ゴム、クレハ、売れるGなど 相模ゴム<5194>:922円(-135円)
大幅反落。前日に25年3月期の決算を発表している。営業損益は0.3億円の赤字となり、前年同期比4.7億円の損益悪化となっている。従来計画の0.8億円の黒字も下振れている。26年3月期は2.4億円の黒字に転じる見通しとしているが、為替差益の減少が想定される中で、経常利益は前期比73.2%の大幅減益予想となっている。前日にかけて連日の株価上昇となっていたこともあり、前期営業損益の下振れ・赤字転落をマイナス視の動き優勢に。


三井倉庫HD<9302>:3690円(+145円)
大幅続伸。前日に提出された変更報告書によると。、3Dインベストメントの保有比率が従来の5.07%から6.11%に上昇していることが明らかになっている。5月9日に提出の大量保有報告書において、大株主に浮上したことが明らかになったばかりであり、早い段階での買い増しに、思惑が強まる展開にもなっているもよう。なお、保有目的は純投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為を行うこととしている。


安川電<6506>:3455円(+197円)
大幅反発。大和証券では投資判断を「3」から「2」へ格上げ、目標株価も3400円から4000円に引き上げている。会社側が説明会で指摘した中国向け回復の可能性を考慮、業績予想を上方修正しているもよう。また、現在の中計の目標未達を背景とした次期中計での施策などにも注目としている。大和証券ではSMCの投資判断も格上げしており、本日はファナックを含めてFA関連銘柄の強い動きが目立っている。


クレハ<4023>:3205円(+229円)
大幅反発。未定としていた26年3月期の年間配当予想を公表している。今回から配当基準を、配当性向や総還元性向からDOEに変更しており、不確定要素が大きいとして配当予想の記載を見送っていたようだ。25年3月期の86.7円から129.3円増となる216円配当を計画している。前日終値をベースとした配当利回りは7.3%の水準となる。ただ、決算発表時において、配当金は前期比2.5倍程度になるとの見方は示されていた。


豊田織<6201>:17690円(+1170円)
大幅続伸。株式非公開化を巡り、トヨタ自動車やグループ企業が買収資金として金融機関から最大3兆円規模の借り入れを検討していることがわかったと伝わっている。また、同社では買収提案を受け入れる方向で、5-6月にも公表する方向で調整ともされている。買収総額は6兆円規模とみられているもようで、前日時点での時価総額約5.4兆円からは、相応のプレミアムが期待できるとの見方が優勢に。


Kudan<4425>:1128円(-59円)
大幅反落。NexAIoTとNVIDIAと共同で、AI搭載AMRを稼働中の台湾の工場に導入した。KudanのVisual SLAMとNVIDIAのCUDAによって加速されたライブラリ群、AIモデル、およびAMR開発のためのリファレンスワークフローで構成されるNVIDIA Isaac Perceptorが統合されている。今回の導入はNVIDIAの協力を得て、NexAIoTとKudanが共同で進めてきた取り組みの成功を示すものとしている。ただ、前日急騰した反動で売りに押されている。


売れるG<9235>:1145円(+105円)
急騰。日本初かつ唯一のAEO最適化支援サービス『売れる AI 最適化 for ChatGPTショッピング』を独占リリースした。同パッケージは、D2C企業が運営するECサイトにおいて、「買うAI」に選ばれやすくするためのEC構造および情報提供の最適化(AEO)を全面支援する次世代型コンサルティングサービス。AIが理解・評価しやすい構造化データの整備、API連携の診断と最適化、AIクローラー対応の技術サポートなど、“AIに読み込まれやすい”EC基盤の構築を徹底サポートする。


フルッタ<2586>:155円(+6円)
反発。19日の取引終了後、同社のアサイーを使用した「アサイーボウルアイスバー」が5月20日から全国のファミリーマート約16,200店にて販売が開始されることを発表し、好材料視されている。「アサイーボウルアイスバー」は外側のアサイーフルーツミックスアイスと内側のヨーグルト風味アイスの2層仕立てのバーアイスとなっている。 <ST>

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