東証グロ-ス指数は3日ぶり反発、商い集中のQPS研究所はトヨタに次ぐ売買代金
*17:16JST 東証グロ-ス指数は3日ぶり反発、商い集中のQPS研究所はトヨタに次ぐ売買代金
東証グロース市場指数 903.85 +5.07 /出来高 1億6179万株/売買代金1897億円東証グロース市場250指数 714.72 +4.15 /出来高8716万株/売買代金1053億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに3日ぶりに反発。値上がり銘柄数は284、値下り銘柄数は226、変わらずは48。
29日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は224.02ドル高(+0.59%)の38333.45ドル、ナスダックは172.68ポイント高(+1.12%)の15628.05、S&P500は36.96ポイント高(+0.76%)の4927.93で取引を終了した。今週開催予定の連邦公開市場委員会
(FOMC)を控え調整色が強まり、寄り付き後、まちまち。その後、1月ダラス連銀製造業活動指数が予想を下回り長期金利の低下に連れ、堅調に推移した。終盤にかけ米財務省が四半期入札規模予想を予想外に引き下げると金利の一段の低下に連れ買いにさらに拍車がかかり、上げ幅を拡大。ダウは連日で過去最高値を更新し終了した。
米国株高などを受けて、東証グロース市場は買い優勢で取引を開始した。買い一巡後は東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに前日比マイナス圏に沈む場面も見られたが、売り一巡後は切り返す展開に。米連邦公開市場委員会(FOMC)開催を控え、東証プライム市場では積極的な売買が手控えられたことも影響し、東証グロース市場に投資資金が向かった。ただ、東証グロース市場指数は、昨年8月以来の売買代金となったが、指数に採用されていないQPS研究所<5595>に投資資金が集中。プライム市場のトヨタ自<7203>とほぼ同じ900億円ほどの売買代金となった。
個別では、商い活況のQPS研究所が、24年度に商用機が8機なら黒字化との副社長発言が手掛かり材料となり上場来高値を更新。また、24年2月期業績予想を上方修正したことからjGroup<3063>も買われた。時価総額上位銘柄では、ispace<9348>、BASE<4477>、ライフネット<7157>が買われたほか、決算を発表したシーユーシー<9158>
も上昇。値上がり率上位には、ピアズ<7066>、雨風太陽<5616>がランクイン。
一方、足元急騰していたブレインズテクノロジー<4075>、アルー<7043>が売り優勢となった。時価総額上位銘柄では、ウェルスナビ<7342>、GENDA<9166>が売られた。値下がり率上位では、サークレイス<5029>、ライトワークス<4267>、ダブルエー<7683>が名を連ねた。
東証グロース市場Core指数では、ispace、BASE、ライフネット、シーユーシーのほか、トライト<9164>が買われた。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 5595|QPS研究所 | 1830| 311| 20.47|
2| 5025|マーキュリーRI | 681| 100| 17.21|
3| 7066|ピアズ | 792| 100| 14.45|
4| 5616|雨風太陽 | 1614| 174| 12.08|
5| 6580|ライトアップ | 728| 62| 9.31|
6| 2936|ベースフード | 435| 37| 9.30|
7| 4894|クオリプス | 2480| 204| 8.96|
8| 9348|ispace | 1144| 89| 8.44|
9| 6232|ACSL | 969| 65| 7.19|
10| 1447|ITbookHD | 334| 22| 7.05|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 1444|ニッソウ | 2670| -330| -11.00|
2| 4075|ブレインズ | 1148| -137| -10.66|
3| 5029|サークレイス | 555| -50| -8.26|
4| 7689|コパ | 582| -52| -8.20|
5| 5591|AVILEN | 2226| -175| -7.29|
6| 7777|3Dマトリクス | 112| -8| -6.67|
7| 9237|笑美面 | 2365| -165| -6.52|
8| 4267|ライトワークス | 1034| -66| -6.00|
9| 7043|アルー | 987| -56| -5.37|
10| 7683|ダブルエー | 2321| -128| -5.23|
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