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注目銘柄ダイジェスト(前場):PD、PKSHA、ベイシスなど

2025年02月14日 11:32 市況・概要

*11:32JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):PD、PKSHA、ベイシスなど PD<4587>:2343.5円(+354円)
大幅続伸。前日に24年12月期の決算を発表、営業利益は211億円で前期比3.1倍となり、ほぼ想定線での着地となった。一方、25年12月期は217億円で同2.8%増の予想。ノバルティスとの大型契約の反動減で、2ケタの減益が想定されていた中、ポジティブな反応が強まる形になっているようだ。今後の大型契約締結に対する自信の表れなどとも捉えられている。そのためのプログラムも豊富にあるもよう。


PKSHA<3993>:4270円(+700円)
ストップ高。前日に第1四半期の決算を発表、事業利益は10.4億円で前年同期比32.5%増となり、据え置きの通期予想33.5億円、前期比6.4%増に対する進捗率は31.0%に達している。AI Research & Solution事業ではソリューション案件の堅調な推移が継続、AI SaaS事業も高い収益率を維持しながらARRが着実に積み上がっており、両事業が高い売上成長を示していることが好決算の背景となる。


セグエ<3968>:569円 ウ -
ストップ安売り気配。前日に24年12月期の決算を発表、営業利益は7.2億円で前年同期比33.7%減となり、従来予想の9.6億円を下振れる着地に。25年12月期は12.6億円で同75.0%増の見通しとしているが、中計に沿った数値でインパクトは限定的なもよう。また、年間11円から13円への増配を発表の一方、株主優待はこれまでの1000株以上保有株主に対する年間3万円のクオカード贈呈から、年間1万円(半年以上保有2万円)に変更。


高砂香料<4914>:6150円 カ -
ストップ高買い気配。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は131億円で前年同期比5倍の水準となっている。通期予想は従来の100億円から150億円、前期比6.5倍にまで上方修正。米国子会社では欧米向け医薬品中間体の出荷が増加し、東南アジアでは飲料向けフレーバーおよびフレグランスの出荷が想定以上に伸長のようだ。年間配当金も従来計画の160円から240円にまで引き上げ。


ソニーG<6758>:3759円(+349円) 
大幅続伸。前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は4693億円で前年同期比1.3%増、4100億円レベルの市場予想を上振れる着地に。G6NSや音楽が増益を牽引へ。通期予想は従来の1兆3100億円から1兆3350億円、前期比10.4%増に上方修正。安心感のある好決算と評価の動きが優勢に。発行済み株式数の0.5%に当たる3000万株、500億円を上限とする自己株式の取得実施も発表している。


プレイド<4165>:1107円 カ -
ストップ高買い気配。13日の取引終了後に25年9月期第1四半期の業績を発表し、これを好感した買いが先行している。売上高は31.90億円(前年同四半期比26.0%増)、営業利益は4.28億円(前年同四半期は営業損失0.26億円)、経常利益は3.98億円(前年同四半期は経常損失0.27億円)と黒字に転換した。CX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」の販売強化に向けた組織変更や人員増強を行ったほか、更なる事業領域の拡大に向けた取り組みも行ったことが要因としている。


カオナビ<4435>:2380円 カ
ストップ高買い気配。13日の取引終了後に、キーストーン インベストメント ホールディングス エルピーが同社に対して非公開化することを目的としてTOB(株式公開買付け)を実施することを発表し、好材料視されている。TOB価格は1株4380円で13日終値1980円の2倍以上の水準。買い付け期間は25年2月14日から3月31日までの30営業日。買付け予定の株券等の数は9,448,583株で、買付予定数の下限は5,467,100株としている。


ベイシス<4068>:1388円(+198円)
急騰。13日の取引終了後に25年6月期第2四半期(累計)業績予想と実績値との間の差異および通期業績予想の上方修正を発表し、好感されている。IoTエンジニアリングサービスにおいて、利益率の高いストック案件が増加したこと、および、案件単価上昇アクションが奏功した結果、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する中間純利益がいずれも24年8月14日に公表した予想数値を上回る結果となった。そのため、通期経常利益予想も0.93億円から1.29億円(38.1%増)へ上方修正した。 <ST>

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