フィスコニュース

個人投資家・有限亭玉介:トランプ関税で揺れる相場で業績期待で強い不動産関連【FISCOソーシャルレポーター】

2025年05月04日 10:00 銘柄/投資戦略

*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:トランプ関税で揺れる相場で業績期待で強い不動産関連【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

-----------

※2025年4月27日14時に執筆

ここ最近、トランプ関税リスクを避ける為に内需株への物色が強まっているようです。それに伴って、高配当で割安となっている日本の不動産関連株を改めてチェックして参ります。海外の主要都市と比較しても、東京は安全性という点においても唯一無二の都市と言えるでしょうな。

改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

日本が長年のデフレからインフレに転換した今、海外のヘッジファンドも日本の不動産関連株に注目しているようです。近年の東京の不動産は、円安も相まってお買い得かもしれませんねぇ。

昨今はインバウンドが増えておりますが、旅行をキッカケに日本の清潔さや利便性を体感して日本に住みたいと思う外国人もいるようです。また昨年秋頃に、海外インフルエンサーが日本の田舎の空き家を買い取ってリノベーションしているとBBCが報じた事も話題となりましたな。ここ数年で「旅行」から「移住」へ関心が広がっているようです。

かといって「これからは不動産の時代だ!」と一点張りするのはオススメしません。明日にもトランプ大統領がどのような発言をするかわかりませんし、景気の先行きも不透明ですからねぇ。いつでも資産を分散させる準備はしておきましょう。関税の次は「日本の円安を是正しろ!」なんてトランプ氏が強く迫った場合、相場がまた一変すると予想する有識者もおりますな。

それでも、中長期でインフレ・利上げの潮流が続くなら、やはり不動産関連はチェックしておいて損はないはずです。好業績でチャートが底堅い銘柄があれば、強気で臨みたいところでしょうな。

直近で年初来高値を更新しているAnd Doホールディングス<3457>は、4月22日に求人サイトを運営するエン・ジャパン<4849>と人材採用支援で業務提携を発表しました。昨年12月にも第一生命HD<8750>と業務提携を発表して材料視されております。不動産売買仲介のFC運営を手掛ける同社は、25日線・75日線を上回って推移するか監視中です。

4月14日に上方修正と増配を発表したビーロット<3452>は、業績好調で好感されておりますな。直近のチャート(日足)はまずまずですが、25年12月期は最高益を更新する見通し。25日線を上抜いて上昇トレンドを形成できるか注視です。

中部電力の子会社で分譲マンション等を手掛ける日本エスコン<8892>は4月25日の決算で26年3月期も最高益を更新する予想を発表しました。決算後のチャート(日足)は決算前に上がり過ぎていた事で売りが入ったものの、まだまだ高値圏と言える水準です。PERが割安で配当利回りも申し分ないですから、押し目を狙って物色されるか注視しております。

PER・PBRともにかなり割安となっているプロパスト<3236>は、4月に入り底値圏から反発を確認しました。4月14日の決算と併せて上方修正も発表しており、業績も堅調です。時価総額100億以下という値の軽さもあり、一目均衡表(月足)の雲も上抜いてきておりますので注目中です。

こちらも底値圏から反発してきましたダントーHD<5337>です。内外装・床タイル大手の同社は、4月7日あたりから公式発表の材料がないにもかかわらず、急激に買われ始めましたな。これは5月15日の決算での黒字化を期待した買いかと、監視を強めております。

最後は長尺屋根の最大手である三晃金属工業<1972>です。官公庁から引き合いがある同社は業績も安定しており、4月25日の決算も堅調でしたな。26年3月期はやや減益見通しですが、インフレなど今後の景気で業績見通しの変化もあるか注視していきたいところです。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。

----

執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず


<HM>

フィスコニュース


一覧へ