日経平均は85円高でスタート、ディスコやソフトバンクGなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;36972.59;+85.42TOPIX;2711.24;+2.65
[寄り付き概況]
3月10日の日経平均は前営業日比85.42円高の36972.59円と反発でスタート。7日の米国市場でダウ平均は222.64ドル高の42801.72ドル、ナスダックは126.96ポイント高の18196.22で取引を終了。雇用統計が警戒されたほど労働市場の弱さを示さずまちまちで寄り付いた。ただ、一部雇用減速の兆候も見られたため成長鈍化懸念から相場は下落に転じた。トランプ大統領がカナダの木材などに相互関税を課すと警告すると、一段安となった。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演で、経済には問題がなく、政策を当面据え置く姿勢を再確認すると、プラスに転じ終盤にかけ上げ幅を拡大し終了。シカゴ日経225先物は大阪比500円高の37270円。
本日の日経平均は買いが先行して始まったが、トランプ政権の動向をはじめとして不透明感が依然強い状況である他、為替の円高推移も重しとなり、寄り付き後はマイナス圏に沈む場面も見られている。
東証プライム市場の売買代金上位では、三菱重<7011>、IHI<7013>、任天堂<7974>、ソニーG<6758>、キオクシアHD<285A>などが下落している反面、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、ツムラ<4540>などが上昇。業種別では、ゴム製品、金属製品、化学などが上昇率上位で推移。
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