RIZAP-G Research Memo(7):chocoZAP店舗数1,100店超、会員数100万人超を達成
*12:47JST RIZAP-G Research Memo(7):chocoZAP店舗数1,100店超、会員数100万人超を達成
■業績動向
1. 2024年3月期第2四半期の業績概要
RIZAPグループ<2928>の2024年3月期第2四半期の業績は、売上収益が81,012百万円(前年同期比5.3%増)、営業損失が5,791百万円(前年同期は230百万円の利益)、税引前四半期損失が7,302百万円(同714百万円の損失)、親会社の所有者に帰属する四半期損失が7,596百万円(同1,776百万円の損失)と、中期経営計画どおりに積極投資を行った。
売上収益に関しては、本格展開をしているコンビニジム「chocoZAP」の拡大に注力し、RIZAP関連事業(chocoZAP事業含む)は大幅に増収(前年同期比8,102百万円増)となった。2024年3月期第2四半期までにchocoZAPを550店舗出店し、2023年11月14日時点の店舗数は1,160店となった。また、広告宣伝を積極的に行ったことで認知度の向上とともに入会者もさらに増加し、2023年11月時点の会員数は100万人超に達した。既存事業では、アンティローザをはじめとする増収分(同1,744百万円増)があった一方で、REXT等の小売店の閉店に伴う減収(同922百万円減)やMRKホールディングスの新規顧客獲得に集中したことによる一時的な減収など既存事業では減収分(同2,937百万円減)が上回った。また、子会社BRUNO傘下のシカタ事業を前期末に売却した影響(同2,704百万円減)もあった。営業利益に関しては、chocoZAPへの先行投資によりRIZAP関連事業(chocoZAP事業含む)が減益(同3,650百万円減)となった影響が大きい。さらに既存事業では、新規顧客獲得への先行投資、在庫処理・退店費用の前倒計上、原材料高・仕入価格の上昇の影響等も全社の減益に影響した。
【ヘルスケア・美容事業セグメント】
前述のchocoZAP事業への戦略投資と並行して、既存のボディメイク事業においては、サブスク型(生涯型)ビジネスモデルへの転換により会員の継続率及びLTV(顧客1人当たりの生涯売上)が上昇した。MRKホールディングスでは、婦人下着等の事業において、上期にWeb広告強化による新規顧客の獲得を集中的に行い投資が先行した。ヘルスケア・美容セグメントの売上高は27,937百万円(前年同期比38.3%増)、営業損失は5,544百万円(前年同期は1,073百万円の損失)となった。
【ライフスタイル事業セグメント】
REXTでは、トレカ事業・エンタメ事業・リユース事業それぞれにおいては高収益業態への転換が進み、収益性が改善した。BRUNOはアウトドア関連やトラベル関連が好調だったものの、主力のキッチン家電が家中需要の落ち着きを背景に減収減益となった。夢展望<3185>では、不採算店舗の縮小による売上減などの影響により減収減益となった。ライフスタイルセグメントの売上高は39,737百万円(前年同期は42,605百万円、前年同期比 6.7%減)、営業損失は100百万円(前年同期は営業利益637百万円)となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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