東証グロ-ス指数は小幅続落、反発スタートも主力に買い続かない地合いに
*17:33JST 東証グロ-ス指数は小幅続落、反発スタートも主力に買い続かない地合いに
東証グロース市場指数 856.65 -3.67 /出来高 1億322万株/売買代金793億円東証グロース250指数(旧東証マザーズ指数) 677.74 -2.38/出来高 6825万株/売買代金706億円
本日のグロース市場は、グロース市場指数、東証グロース250指数はそろって小幅続落、値上がり銘柄数は172、値下り銘柄数は355、変わらずは31。
21日のNY市場は反発。ダウ平均は322.35ドル高(+0.87%)の37404.35ドル、S&P500は48.40ポイント高(+1.03%)の4746.75ポイント、ナスダックは185.92ポイント高
(+1.26%)の14963.87ポイントで取引を終了した。前日の大幅反落の反動で、寄り付き後、上昇。7-9月期国内総生産(GDP)・個人消費、価格指数確定値の予想外の下方修正を受け、来年の利下げ観測が強まり、一段の上昇につながった。同時に、週次新規失業保険申請件数が予想外に減少し労働市場の底堅さが証明され、長期金利上昇で上値も限定的となった。ただ、半導体メーカーのマイクロン・テクノロジーなどの良好な決算を好感し下値も底堅く、終盤にかけて上げ幅を拡大し終了。米国株の反発を材料に、グロース市場も買い優勢で取引を開始。朝方のグロース市場指数、東証グロース250指数ともに前日比1%ほどの反発となったが、東証グロースCore指数が高安まちまちとなるなど買いは続かず、失速。日経平均は小幅ながら反発となったが、グロース市場指数、東証グロース250指数ともに薄商いのなか、小幅続落とさえない一日となった。
個別では、足元上昇が目立っていたエスネットワークス<5867>、売れるネット広告社<9235>、グランディーズ<3261>は短期資金が流出して急落したほか、リネットジャパン<3556>も引き続き売り圧力の強い状況。時価総額上位銘柄では、アドベンチャー<6030>、サンウェルズ<9229>が売られた。値下がり率上位には、グラン<3261>、スマサポ<9342>が並んだ。なお、本日上場したヒューマンテクノロジーズ<5621>
の初値は1194円と公募価格1224円を割り込んだ。
一方、AIマーケティングシステムの提供開始を発表したコラボス<3908>がストップ高となったほか、昨日上場したマーソ<5619>も買われた。そのほか、前日も強かったノイルイミューン<4893>、ジェイック<7073>が本日も大幅高。時価総額上位銘柄では、ライフネット<7157>、シーユーシー<9158>が買われた。値上がり率上位には、QPS研究所<5595>、ウェッジHD<2388>がランクイン。
東証グロース市場Core指数では、アドベンチャー、サンウェルズのほか、カバー<5253>、GENDA<9166>が売られた。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 3908|コラボス | 393| 80| 25.56|
2| 5595|QPS研究所 | 895| 150| 20.13|
3| 7073|ジェイック | 3025| 503| 19.94|
4| 4438|Welby | 603| 100| 19.88|
5| 4893|ノイルイミューン | 225| 36| 19.05|
6| 1400|ルーデン | 63| 10| 18.87|
7| 2388|ウェッジHD | 118| 18| 18.00|
8| 5619|マーソ | 2300| 261| 12.80|
9| 9236|ジャパンM&A | 2645| 296| 12.60|
10| 5842|インテグラル | 2845| 257| 9.93|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 5867|エスネット | 1640| -270| -14.14|
2| 9235|売れるネット広告 | 579| -83| -12.54|
3| 3261|グラン | 401| -50| -11.09|
4| 3556|リネットJG | 388| -47| -10.80|
5| 3461|パルマ | 359| -41| -10.25|
6| 6085|アキテクツSJ | 530| -51| -8.78|
7| 9215|CaSy | 1025| -90| -8.07|
8| 3936|グローバルW | 171| -15| -8.06|
9| 4882|ペルセウス | 538| -44| -7.56|
10| 9342|スマサポ | 1157| -92| -7.37|
<FA>