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日経平均は336円高でスタート、IHIや住友不などが上昇

2025年10月07日 09:46 市況・概要

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;48281.12;+336.36TOPIX;3238.60;+12.54

[寄り付き概況]

 7日の日経平均は336.36円高の48281.12円と4日続伸して取引を開始した。前日6日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は63.31ドル安の46694.97ドル、ナスダックは161.16ポイント高の22941.67で取引を終了した。オープンAIとAMDとの提携などが好感されハイテクセクターを押し上げ、寄り付き後、上昇。金利の上昇や高値警戒感にダウは下落に転じた。人工知能(AI)関連事業への期待感が根強く、ナスダックは終日堅調に推移し過去最高値を更新。主要指数は高安まちまちで終了した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は7日ぶりに小幅に反落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、SOX指数が2.89%上昇しており、東京市場で半導体関連株などの株価支援要因となった。また、円相場が1ドル=150円40銭台と引き続き円安・ドル高水準で推移していることが東京市場で安心感となった。さらに、高市自民党新総裁の政策への期待感も継続した。一方、日経平均は昨日までの3日続伸で3400円近く上昇し、高値警戒感が強まっており、短期的な利益確定売りが出やすかった。また、昨日の海外市場で米長期金利が強含みで推移したことが東京市場の株価の重しとなった。さらに、自民党新総裁は決定したが、次期政権の枠組みなど当面の政治の不透明感が指摘されており、投資家心理を慎重にさせたが、寄付き段階では買いが優勢だった。

 セクター別では、非鉄金属、鉱業、鉄鋼、ガラス土石製品、機械などが値上がり率上位、サービス業、小売業、その他製品、パルプ・紙、倉庫運輸関連などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、IHI<7013>、フジクラ
<5803>、住友不<8830>、ディスコ<6146>、JX金属<5016>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>、日産自<7201>、KOKUSAI<6525>、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>、古河電工<5801>、三井E&S<7003>、スクリーンHD<7735>などが上昇。他方、キオクシアHD<285A>、楽天銀行<5838>、NEC<6701>、リクルートHD<6098>、富士通<6702>、サンリオ<8136>、安川電<6506>、ファーストリテ<9983>、ソニーフィナンシャルグループ<8729>、NTT<9432>などが下落している。

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