個人投資家・有限亭玉介:もはやトレンドは『トランプ』!その発言から狙うべき株とは?【FISCOソーシャルレポーター】
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:もはやトレンドは『トランプ』!その発言から狙うべき株とは?【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2025年3月24日12時に執筆
金利据え置きとなった3月の日銀金融政策決定会合では、植田総裁は4月から発動する米国の関税の影響を気にしているようでした。不動産不況もあってか中国の影響力が弱まる中で、投資家の注目はトランプ大統領と米国の経済指標に集中しているようです。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
トランプ大統領が新しい政策を発表する度に関連銘柄が物色されますので、ある意味物色動向がわかりやすいとも言えるのでしょうねぇ。そのポリシーとしても日本の政治のように内容が二転三転する事はないので、投資家としては中長期での戦略も練れそうです。
そんなところに、トランプ氏が新たに「石炭火力発電の強化」を指示しました。また、日本では新エネ基本計画に原子力発電の活用が組み込まれたようです。昨今のデータセンター新設等による消費電力の増加を考えると、電力関連への幅広い物色は2025年を通じて拡大するかもしれませんねぇ。
原子力発電に関してはトランプ大統領も興味を示しており、大胆な設備投資の計画などが発表される可能性もありそうです。トランプ銘柄のど真ん中は防衛関連かもしれませんが、オールドエコノミーをはじめ、原発やAI、宇宙開発まで幅広く政府投資が期待されます。結局は中国に覇権を握らせたくないという意識が強過いのでしょう。
3月17日~21日の日経平均を見ると、確かに投機的なマネーによってボラティリティの高い不安定な相場となりました。それでも日本株は一定の底堅さがあり、今後は日経平均が25日線・75日線を上抜けるか監視を強めていきたいところです。直近のトレンドは「トランプ」ですので、トランプ氏の思考を読みながら投資判断をして参りましょう。今回もそんな銘柄をピックアップしてご紹介して参ります。
トランプ大統領が石炭火力発電の強化を指示したとの事で、石炭関連からは住石HD<1514>です。トランプ氏の発言を受けてしっかり物色されました。チャート(日足)は底値圏で長らく停滞しておりましたが、業績は黒字で配当もあります。米国内で発電向け石炭の生産が拡大するなら、供給が増加して日本にとっては輸入コスト減に繋がるか…。注視です。
同じくトランプ氏の石炭に関する発言で物色された日鉄鉱業<1515>は、チャート(日足)で鮮やかな上昇トレンドを形成しております。昨年来高値を更新後もPBRが1倍割れですので、今後も増配へ向かう可能性があるかと監視中。
防衛関連からは、放電精密加工研究所<6469>もチェックしておきたいですねぇ。防衛装備品を含む航空宇宙関連部品の受注が好調で、小型株であっても技術力には定評があります。直近で底値圏から上放れしてきたチャート(日足)は、どこまで下値を切り上げるか監視です。
直近で25日線・75日線を上抜いてきた助川電気工業<7711>は、原発関連や核融合発電関連として思惑買いが流入している様子。温度測定・加熱製品メーカーの同社は、業績も好調です。
同じく原発関連として神島化学工業<4026>も物色されておりましたな。業績も安定感があり、PERも割安です。直近のチャート(日足)は25日線・75日線を上回れば強気に転換する可能性もあると見て、監視を強めております。
最後は柏崎刈羽原発が稼働するとの思惑から東京電力HD<9501>、原子力と石炭火力発電の割合が大きい北陸電力<9505>、北海道電力<9509>、四国電力<9507>を紹介して締めさせて頂きます。データセンターは地方の広大な土地に建てられますので、発電所とセットで新設する構想も政府で議論されているようで、その進捗もチェックです。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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