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米国株見通し:伸び悩みか、金利高なら買い後退

2025年12月02日 13:34 市況・概要

*13:34JST 米国株見通し:伸び悩みか、金利高なら買い後退 (13時30分現在)

S&P500先物      6,824.00(-2.75)
ナスダック100先物  25,387.50(-3.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は28ドル安。米長期金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


週明け1日のNY市場で主要3指数はそろって反落。ダウは427ドル安の47289ドルで取引を終え、6営業日ぶりにマイナスへ転落。S&Pとナスダックも小幅に下げた。良好な年末商戦を受け消費関連が買われた。ただ、この日発表されたISM製造業景況感指数は48.2と市場予想を下回り、景気減速懸念が再燃した。金融や資本財など景気敏感株が売られ、相場を圧迫。ビットコイン急落による関連株安で、全般的に利益確定売りが優勢に。


本日は伸び悩みか。来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)に向け、追加利下げ観測が支援材料として意識されている。サイバーマンデーのオンライン販売額が前年を上回る見通しとなり、小売り関連には買い戻しが入りやすい。ただ、前日のISM製造業指数の低調な内容が投資家心理を冷やし、金利上昇が不動産や公益など高配当株の重荷となる可能性も。半導体関連は押し目買いの半面、金融政策決定前ののポジション調整で方向感は出にくいだろう。



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