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インタートレード---1Q金融ソリューション事業では暗号化・分散型サービスの提供に向けて注力

2025年02月18日 07:03 銘柄/投資戦略

*07:03JST インタートレード---1Q金融ソリューション事業では暗号化・分散型サービスの提供に向けて注力 インタートレード<3747>は14日、2025年9月期第1四半期(24年10月-12月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比11.7%減の4.40億円、営業利益は同34.3%減の0.26億円、経常損失は0.23億円(前年同期は0.06億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は同54.8%減の0.20億円となった。

金融ソリューション事業の売上高は前年同期比13.8%減の3.54億円、セグメント利益は同4.5%減の1.33億円となった。2024年11月に東京証券取引所でarrowhead4.0が運用を開始したことにより、エンハンス対応の受注があったものの、大口顧客からのライセンス利用料等の減収により、減収減益となった。証券会社向けディーリングシステムが引き続き同社の安定基盤を支えている中、同社はWEB3を成長戦略の一環として位置づけ、ブロックチェーン技術を基盤とした暗号化・分散型サービスの提供を目指している。WEB3領域に経営資源を振り分け、更なる事業拡大を目指している。

ビジネスソリューション事業の売上高は同0.2%減の0.55億円、セグメント損失は0.14億円(前年同期は0.08億円の損失)となった。同事業は、同社及びビーエス・ジェイの事業となっている。経営統合管理プラットフォーム「GroupMAN@IT e2」で安定収益の基盤を構築しており、売上高は前年並みとなった。損益面では、人材の確保と定着のための賃金のベースアップにより、セグメント損失は若干悪化した。

ヘルスケア事業の売上高は同4.4%減の0.29億円、セグメント損失は0.10億円(同0.11億円の損失)となった。同社及びインタートレードヘルスケアの事業となっている。「ITはなびらたけ」製品の機能性表示食品の販売が遅れており、売上高は減収となった。損益面に関しては、セグメント損失となり前年同期と概ね横ばいで推移した。2024年9月期中に機能性表示食品の届出番号の取得を目指していたが、当該期間中に取得することはできず、それに伴い新商品の展開も実現しなかったため、販売計画に大幅な遅延が生じた。2025年9月期中に機能性表示食品の届出番号を取得し、機能性を明記した新製品の投入により、更なる事業の拡大を計っていくとしている。

2025年9月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比16.8%増の21.60億円、営業利益は同37.1%増の1.10億円、経常損失は0.40億円、親会社株主に帰属する当期純利益は0.10億円とする期初計画を据え置いている。 <ST>

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